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PKCがメキシコの保護組合と協約を締結

PKC労働者は、メキシコ全国鉱山・金属・関連労組(SNTMMSRM)への加入を希望しているが、会社側は自社が選んだ組合を押しつけようとしている。

メキシコ: 自動車部品・配線系統・付属品メーカーPKCのメキシコ子会社であるアルネセス・イ・アクセソリオス・デ・メヒコは、同社工場の労働者に、CTMと労働協約を締結したと伝えた。労働者たちは、すでにSNTMMSRMへの加入希望を決定していた。

メキシコの同社人的資源代表と各工場長は、すべての工場の組立ラインと部署にハリ・スータリ社長からのメッセージを伝えた。

労働者のために口頭でスペイン語に翻訳された英文メッセージは、次のような内容だった(オリジナルの英語版は入手できず、以下はスペイン語版の翻訳である)。「当社は長年にわたって組合なしで活動することができています。それは当社が開放的で、労働者の話に進んで耳を傾け、労働者の関心事や問題を解決してきたからです。先ごろ、外部のグループが平和な労使関係を乱し、労働者を勧誘して当社に入り込もうとしていることが、私たちの知るところとなりました。このような状況の中で、当社は会社と雇用を守るために、コアウイラでテレソ・メディナが主導するメキシコ労働組合連盟(CTM)と労働協約を締結し、他の組合が関与しないようにすることを決定しました。皆さんにとって最善の組合はどの組織でしょうか。それはCTMです。CTMは自動車部品産業の労働者を代表しているからです。組合費はいくらになるでしょうか。ゼロです。当社が組合費を支払うので、CTMは工場に立ち入らず、皆さんと接触することはありません。すべてこれまでどおりで、例えば今後も当社が新入社員を採用します。どのようなメリットがあるでしょうか。これからも長年にわたって平和な労使関係と安定した雇用が確保されます」

IMFは、PKCの反労働組合的な態度と、従業員の希望に反して組合を押しつけようとする姿勢を拒絶している。メキシコの保護協約と闘い、鉱山労組の闘争を支援するIMFや他の国際NGOは、同社の行動を非難している。

関連リンク:
Letter of Finnish trade unions to PKC CEO Mr Suutari (pdf)


[2012年2月2日 バレスカ・ソリス]