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ルーマニアでエレクトロラックス労働者がスト

ルーマニア北部サトゥマーレのエレクトロラックス工場の従業員860人は、経営側が旧労働協約と同じ条件で2012年の新協約を締結することを拒否したため、無期限ストを決行した。

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ルーマニア: エレクトロラックスの従業員は1月24日、同社経営陣が旧労働協約とまったく同じ条項の新協約の締結を拒否したことを受けて、無期限のゼネストに突入した。ルーマニアのIMF加盟組織である全国労連METAROM傘下の自由労働組合SAMUSは、労働者を代表して、2012年1月から全従業員の賃金を24ユーロ引き上げ、9月からさらに25ユーロ引き上げるよう要求している。しかし、労使は合意に達しなかった。

1月19日の2時間の警告ストで抗議行動が始まったが、経営側からは何の反応もなかった。1月24日、労働者は無期限ゼネストを発表。自由労働組合SAMUSの指導者ソリン・フォールは、「ストの継続期間や結末がどうなろうと、労働者は前進する決意を固めている」と明言した。加えて、同労組はサトゥマーレでの集会や抗議の会合など、並行した行動も計画した。

マラムレシュ郡サトゥマーレのエレクトロラックス工場は、台所用品や清掃器具を生産しており、この部門でルーマニア最大の企業である。

IMFはルーマニアでスト中のエレクトロラックス労働者に力強い連帯支援メッセージを送り、加盟組織にも、この争議を迅速かつ公正に解決するために連帯メッセージを伝えるよう呼びかけている。

ミルチア・シンテイFSS METAROM社長(mircea_scintei@yahoo.comおよびscintei.mircea@cartel-alfa.ro)に連帯メッセージを送り、IMF(info@imfmetal.org)にも写しを送付のこと。

[2012年2月1日 アレックス・イワーノウ]