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主要都市のメキシコ大使館・領事館で集会を開催

労働組合は2012年世界行動デーを支持してメキシコ政府に対し、メキシコにおける結社の自由に関するILO勧告の実施、独立労働組合に対する攻撃の中止、国際労働基準の尊重を要求している。

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全世界/メキシコ: 2月19〜25日の週にソウルからプレトリア、ジュネーブからメキシコシティーに至る都市で労働組合が共同行動を起こし、メキシコ政府に独立労働組合に対する攻撃の中止と結社の自由を強く要請している。

2月19日にメキシコシティーの中央広場で国際動員が始まり、6年前のこの日にパスタ・デ・コンチョス鉱山の爆発事故で亡くなった65人の鉱山労働者を追悼した。2月21日にはメキシコ、ジュネーブ、ロンドンで行動が実施された。

メキシコ、カナダ、アメリカの組合が加わる3カ国連帯同盟が、メキシコシティーのメキシコ電機労組(SME)本部で国際連帯会合を開催した。この会合では、IMF執行委員で亡命中のメキシコ全国鉱山・金属・関連労組(SNTMMSRM)指導者であるナポレオン・ゴメス(テレビ会議システムを使って参加)らが発言し、労働者の基本的権利に対するメキシコ政府の攻撃を非難するとともに、2011年3月に理事会が採択したILO勧告の実施を求めた。


スイスでは、ICEM、IMF、UNIおよびIUFの活動家20人が、ジュネーブの国連メキシコ政府代表部前で小規模な行動を起こした。マンフレッド・ワーダ、ユルキ・ライナ、フィリップ・ジェニングズ、フェルナンド・ロペス、ケマル・オズカンが、メキシコ政府代表部のフアン・ホセ・ゴメス・カマチョ大使と会談した。

ノルウェーでは、今月終わりに予定されている外務省によるメキシコ訪問を前に、外務省と合同産業労組との議論が進んでいる。同労組は、メキシコにおける保護協約の問題と労働者の基本的自由に対する継続的な攻撃について、政府に概況を説明してきた。

ロンドンのメキシコ大使館は2月21日、TUC、ユナイト、GMB、アムネスティ・インターナショナル、TUC南東地域組織の代表団と会談した。アメリカ(シカゴ、トゥーソン、ボストン、デンバーなど)、韓国、パキスタン、南部アフリカ、カナダの主要都市でも、同様の行動が計画されている。

世界中の組合が、このグローバルな行動を支援するために、各国の大使館・領事館気付でメキシコ政府への抗議文も送付している。

詳しくは下記サイトを参照:www.imfmetal.org/Mexico2012

関連リンク:
Affiliates mobilize for Freedom of Association in Mexico
Photos at Embassy in Geneva available on Flickr
Unions around the world demand justice for Mexican workers
International Meeting of Solidarity in Mexico (Spanish)
IMF letter handed over to Ambassador of Mexico in Geneva (pdf)


[2012年2月22日 クリスティン・ピーター]