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ベルギーのキャタピラー・ゴスリースで24時間スト

ヨーロッパのキャタピラー経営陣が研究を委託したことで、労働者と組合の間では、2つの生産拠点がポーランドに移されるのではないかという懸念が広がっている

ベルギー: ベルギーのゴスリースにあるキャタピラー工場の労働者は、2月17日(金)に24時間ストに突入し、ゴスリースで製造された掘削機アームの部品を作っている生産ライン移転の脅威に抗議した。断裁作業場の存続も脅かされる可能性がある。工場を組織化しているIMF加盟組織は、そのようなシナリオをもくろむ経営側が研究を委託したことに言及している。生産拠点が(おそらく)ポーランドに移転すれば、約80人の直接雇用労働者が影響を受けるだろう。

経営側は、現在のところ何も決まっていないと主張している。だが組合側の考えでは、まだ公式には結果が分かっていない競争力研究を受けて、経営側が移転プロジェクトを実施する可能性がある。組合は同社に警告し、「そのようなプロジェクトに反対であり、生産の一部を別の場所に移転しなければならない場合は、現在の雇用を維持するよう要求する」と伝えた。

キャタピラー・ゴスリース工場は約4,300人の労働者を雇用しており、同社グループにとって世界で最も重要な施設の1つである。

[2012年2月20日 アンヌ=マリー・ミューロー]