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IGメタルが不安定労働者の労働条件改善を要求

IGメタルは今年の団体交渉で、金属・電機部門における6.5%の賃上げと見習期間を終了する若年者の常勤契約と並んで、不安定労働者の権利を中心に据えている。

ドイツ: 臨時・派遣労働者の賃金・労働条件改善は、臨時労働部門と金属・電機部門の来る団体交渉において、ドイツのIMF加盟組織IGメタルの中心的優先課題の1つである。

IGメタルは3月6日に始まる金属・電機産業の団体交渉で、この部門の労働者の6.5%の賃上げ、見習期間を終了する若年者に常勤契約を提供するという約束、臨時労働の利用に関する従業員代表委員会メンバーの共同決定権の強化を要求する。目標は、この部門で臨時・派遣労働の利用を制限することだ。

さらに同労組は、2月22日に始まる臨時労働部門の交渉を通じて、金属産業に従事している派遣労働者の「部門ボーナス」を要求し、同じ仕事に就く正社員と同じ賃金を得られるようにすることを目指す。IGメタルは3万8,000人の臨時社員を新規に加入させ、これらの組合員に対し、要求を守るために必要ならスト実施を求める意向を初めて明らかにしている。

IGメタル執行委員会は、2月24日に会合を開いて最終的な要求を決定する。賃金に関する現行労働協約は2012年3月31日に失効する。

その他の詳細(ドイツ語のみ)については下記サイトを参照:
http://www.igmetall.de/cps/rde/xchg/SID-9D978853-90CB9DC7/internet/style.xsl/9281-9418.htm

[2012年2月17日 アニタ・ガードナー]