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ヒスタドルートが不安定労働者の条件改善を獲得

2月12日、ヒスタドルート(イスラエル労働組合連盟)は全国ストを終了し、イスラエルの不安定労働者の雇用条件を大幅に改善した。多くの臨時労働者が正規雇用され、賃上げと条件改善を獲得する。

イスラエル: イスラエル労働組合連盟(ヒスタドルート)が不安定労働者と連帯して組織した4日間の全国ストの結果、数千人の臨時労働者が直接雇用され、賃上げを獲得することになった。この勝利によって全国で数千人の公務員の状況が改善し、他の部門の労働者の状況も改善する可能性がある。派遣労働者の総数は30〜40万人に達している。

この労働争議は2011年10月に始まり、ヒスタドルートは、イスラエルで派遣労働契約を直接雇用契約に転換することによって派遣労働を削減するよう要求した。2011年11月に最初の4時間警告ストが実施された。

その後、再開された財務省との交渉が2月8日に行き詰まると、ヒスタドルートは再び全国ストを発表した。鉄道、政府機関、証券取引所、空港、港湾など、さまざまな公共部門サービスの労働者が全国で大規模な行動に参加した。

ストの結果、ヒスタドルートは経済団体調整事務局(イスラエルの使用者団体)および財務省と2本の協約を締結し、雇用条件の原則を定めるとともに、派遣会社を通して雇用される労働者の賃金を改善した。組合側の概念的アプローチの1つは、派遣会社経由の雇用が経済的に有益ではなく、使用者が労働者との直接的な契約関係を選ぶよう促している現状を示すことだった。

ヒスタドルートのプレスリリース全文と勝ち取った条件改善の詳細については、このリンクを参照。

関連リンク:
Full text of the Histadrut press-release


[2012年2月14日 アレックス・イワーノウ]