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製造業の男女賃金格差は第4位

ITUCの最新報告によると、平均的な男女賃金格差は10年前から18%と変わらず、製造業の女性労働者は4番目に大きい賃金格差に直面している。

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全世界: 国際労働組合総連合(ITUC)の最新報告によると、全世界で女性の賃金は男性よりも平均18%少ない。この報告書は、製造業の女性労働者が平均して4番目に大きい男女賃金格差に直面しており、相対賃金水準もかなり低い(15産業中10番目)ことも確認していた。

国際女性デーの前日に発表された報告書「凍りついた時間:十年一日の男女賃金格差(Frozen in time: Gender pay gap unchanged for 10 years)」は、これまでの研究の倍に相当する43カ国で女性の賃金を調べている。

「過去10年間、女性の賃金は壁に突き当たっている。賃金格差は、ほとんどすべての国々で凍りついたままだ。アジア大陸は男女賃金格差が最も大きく、10年前から格差縮小がまったく進んでいない」とシャラン・バロウITUC書記長は述べた。

今回の研究では初めて、4大陸15カ国で建設から家事労働に至る15部門の賃金格差を分析することによって、産業を国際的にランク付けしている。

「公共部門など労働組合化が進んだ部門ほど賃金格差が小さく、小売やホテル、レストラン、農業など組合組織率と賃金水準が低い部門ほど格差が大きい傾向がある。問題の1つは、多くの労働者が適正な最低賃金を支払われていないことだ」とシャラン・バロウは述べた。

報告書の所見について、ユルキ・ライナIMF書記長は次のように語った。「私たちが労働組合機構における女性代表の促進を主張する主な狙いの1つは、男女賃金格差をはじめ女性が職場で直面している問題に、労働組合が取り組むよう確保することだ。この研究の結果は、製造業部門の労働組合がこの問題をより詳しく調べ、団体交渉戦略を通じてこの格差に取り組まなければならないことを明確に示している」

この報告書はITUCによる男女賃金格差研究の第3弾であり、2008年と2009年の研究をフォローアップしている。「凍りついた時間:十年一日の男女賃金格差」は下記サイトで閲覧可能:
http://www.ituc-csi.org/frozen-in-time-gender-pay-gap.html

[2012年3月8日 アニタ・ガードナー]