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リオ・ティントに対抗するグローバルな取り組みを要求

IMF、ICEMおよびITGLWFの加盟組織は、世界中の労働者と組合に対するリオ・ティントの組織ぐるみの攻撃に取り組むグローバル・キャンペーンを要求した。

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全世界/カナダ: IMF、国際化学エネルギー鉱山一般労連および国際繊維被服皮革労組同盟の加盟組織は、ケベック州アルマでロックアウトされた全米鉄鋼労組(USW)組合員のリオ・ティント労働者780人へのグローバルな支援を誓約した。

6月に新組織を結成する3GUFの組合員は、2月29日にジュネーブで合同執行委員会を開き、労働者と労働条件に対する同社のグローバルな攻撃に取り組む国際キャンペーンを要求した。

「アルマで起こっている出来事は、全世界の製錬所と鉱山で組合員に攻撃を仕掛けるリオ・ティントの広範な戦略の一環だ」と、3団体の執行委員が全会一致で可決した決議は述べていた。「2010年に142億ドル、2011年に58億ドルの利益を計上していながら、アルマをはじめ全世界で組合労働者に対する悪質な攻撃が加えられている状況は、リオ・ティントの反組合的慣行が大幅に悪化していることを示している」

IMF、ICEMおよびITGLWFは、世界中のリオ・ティント施設で組合員を動員し、経済・社会・環境的に持続不可能なリオ・ティントの慣行を告発することを決議した。

2011年12月31日に始まったロックアウトの原因は、契約労働者の人数を激増させるという同社の要求をUSW組合員が拒否したことだ。契約労働者は賃金が常用労働者のおよそ半分で、給付はまったくない。

世界中の労働組合が報告しているように、同社は労働者に不公正かつ不必要な賃金カットや譲歩を受け入れさせたり、工場閉鎖を押しつけたりしている。

[2012年3月8日 クリスティン・ピーター]