IMFニュース・ブリーフス

IMF、インドネシアの自動車部品サプライヤーで解雇された労働者204人の復職を要求

IMFは、インドネシアの自動車関連サプライヤー、PTシュリヤ・ゲミラン・ペルカサの労働者204人の復職を要求した。解雇の理由は、労働者を常用雇用せよとの裁判所命令に同社が従わなかったことを受けて、3月27日に合法的なストを実施したことである。

インドネシア: IMFは、インドネシアの自動車関連サプライヤー、PTシュリヤ・ゲミラン・ペルカサの労働者204人の復職を要求した。解雇の理由は、労働者を常用雇用せよとの裁判所命令に同社が従わなかったことを受けて、2012年3月27日に合法的なストを実施したことである。PTシュリヤ・ゲミラン・ペルカサは、ホンダ、カワサキなどのオートバイ・メーカーに部品を供給している。

インドネシアのIMF加盟組織ロメニックによると、PTシュリヤ・ゲミラン・ペルカサの労働者は、2011年半ばに団結して労働組合FKUI KSBSIに加わり始めた。2011年11月1日、工場レベル組合のFKUI KSBSIがボゴール地区労働省に登録した。その後間もない2011年12月7日、経営側はFKUI KSBSI議長のロベルト・パルデデ氏を解雇し、その理由として「同氏の雇用契約はすでに終了しており、当社は契約更新を望んでいない」と述べた。経営側はFKUI KSBSI副会長のシュハルディ氏についても、正当な理由なく別の地区の別の工場に異動させた。

ボゴール地区労働省の計らいによる政労使交渉のあと、「労働者には無期限雇用契約(PKWTT)に基づいて常用雇用される権利がある」と勧告されたが、同社はこの勧告を実施しなかった。これを受けて労働者が2012年3月27日に合法的なストを実施すると、会社側はFKUI KSBSI役員15人全員を含めて、このストに参加した労働者204人を不当解雇した。

IMFは同社に書簡を送り、組合指導者を含む労働者204人全員の復職を要求した。

「このストライキに参加した労働者204人の不当解雇は、国際的に認知された労働基準の違反であり、御社が双方に利益をもたらす円満な労使関係の確立に取り組むべき時期に労使関係を損なう行為です」とユルキ・ライナIMF書記長は書いている。

「解雇された204人の労働者全員を即時復職させ、労働者の結社の自由に対する権利と団体交渉権を尊重し、直ちにFKUI KSBSIと誠実な交渉に入るよう要請します」と書記長は述べた。

関連リンク:
IMF letter to PT. Surya Gemilang Perkasa (pdf)


[2012年4月17日 アニタ・ガードナー]