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IMF、ロシアの若手組合活動家を鼓舞

バディム・ボリソフIMF代表はロシアのチェリャビンスクで、世界中の労働者の行動について若手組合活動家たちと議論した。ロシア鉱山・冶金労組(MMWU)はチェリャビンスクで2つの行事を開いた。1つは若手組合幹部、もう1つはロシアの主要金属会社メチェルの活動家を対象とする活動である。

ロシア: 4月14〜15日にロシア・チェリャビンスク近郊のリゾートで2つのワークショップが同時開催された。1つは「若手組合幹部学校」と銘打たれ、もう1つは「組合資源とその効果的利用」を取り上げた。この2つ目のワークショップは、ロシア鉱山・冶金労組(MMWU)がロシアの主要な鉱山・冶金会社メチェルの組合活動家を対象に開催した。

若手組合活動家たちは、労働法や労働協約の立案・交渉をめぐる法律実務について学んだ。CIS諸国のIMF代表を務めるバディム・ボリソフは活動家たちを前に、国際労働運動の発展や、不安定労働反対活動など各種の組合行動について話した。

メチェルの活動家を対象とする組合ワークショップは、エドゥアルド・ボクミン(モスクワ)が実施した。このワークショップで、若手活動家がエネルギーに溢れ、メチェルの組合が戦略目標や資源の効果的利用について真剣に議論する準備を整えていることが明らかになった。

2つのワークショップの合同セッションで、参加者はMMWUのチェリャビンスク支部が製作した映画を観て議論した。この映画は国家プロジェクト「ロシア国民に手の届く住宅を」の失敗を取り上げていた。活動家たちは、若い家族の住宅入居機会が不足している問題に触れ、この問題を国民と当局の両方に知らしめる方法について議論した。そして、手ごろな価格の住宅の問題を提起した経験のある他の地域の組合に接触することを提案した。活動家たちは、この問題に関してMMWU本部にも接触する。

「使用者が何と言おうと、金属部門の賃金はまだ労働者がアパートを買える金額にも届いていない。この問題に関するMMWUのイニシアティブは、この地域で他の市民社会グループを引きつけることができるだろう」とバディム・ボリソフは述べた。

ワークショップでは、参加者が作った組合旗のコンペが行われた。

[2012年4月16日 イリヤ・マトベーエフ]