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タイの組合がインダストリオール結成に備えて会合

4月20日にバンコクでタイ・リーダーシップ・フォーラムが開催され、組合の団結強化が主な議題として取り上げられた。連帯センターとFESが支援するこのフォーラムでは、タイのインダストリオール・グローバルユニオン対象部門で組合協力を強化するための新しい行動計画が策定された。

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タイ: タイの組合指導者が直面している課題は、インダストリオール・グローバルユニオンの結成を基盤に国内問題に関して一致協力できるかどうかだった。IMF/ICEM/ITGLWF加盟組合および非加盟組合の指導者が集まり、そのための方法について議論した。

ほとんどの国々と同様にタイでも、労働組合は時おり協力してきた長い歴史を有するが、最近では何度か対立もあった。これにもかかわらず、会合参加者全員がうまく協力し、インダストリオール結成に備えて意欲的な国家戦略を策定することができた。これは組合間協力を深める新たなアプローチの形成に役立つだろう。

戦略策定のために4つの作業部会を設置して組合指導者たちを振り分け、タイの組合が直面する主要問題について意見を出し合った。作業部会が確認した問題として、外部委託、組合が活動する法的枠組み、コミュニケーション・教育、組合の能力強化が挙げられる。

タイでは外部委託が一因で多くの労働者が最低賃金しか受け取っておらず、常用労働者と契約労働者の間で雇用不安感が高まっている。労働力に占める移民労働者の割合が高いため、この課題はより困難なものとなっている。組合指導者は、契約労働者の組織化や、団体交渉による労働条件改善などを戦術として確認した。

タイの労働者数は3,900万人を超えており、製造業は自動車、エレクトロニクス、繊維、鉄鋼など経済の13%を占めている。組合組織率は5%に満たない。タイは海外からの資金の呼び込みに成功しているが、政府は「労働法を強化すればさらに多くの投資を誘致しようとする取り組みを弱めることになる」と主張し続けている。タイでは労働者の組織化が非常に難しく、新組合の指導者が組合の承認を得ようとしたためにたびたび解雇されている。国内法の枠組みに影響を及ぼし、政府にILO第87号条約および第98号条約を批准させることが、現地の組合の優先課題だ。

そのために、組合指導者はコミュニケーション・プログラムや教育プログラムを策定し、公の支持を得ようとしている。組合はニュースレターの作成だけでなく、インダストリオール・タイの新しいウェブサイトの構築も約束した。

ロブ・ジョンストンIMFエグゼクティブ・ディレクターが会合を次のように締めくくった。「タイの組合には非常に大きな成長の可能性がある。克服すべき大きな課題があり、誰もが現実を見据えている。しかし、この指導者グループは、協力の機会を与えられれば効果のある意欲的な計画を策定できることを証明した」

[2012年4月26日 ロブ・ジョンストン]