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ドイツのキャタピラー労働者がインフレ率超える賃上げを獲得

2012年5月20日に重要な州であるバーデン・ビュルテンベルク州でIGメタルと使用者団体が締結した協約が他の地域にも拡張され、ドイツのキャタピラー労働者全員に適用されることになった。

ドイツ:  IGメタル・キュステと、キャタピラーが加盟している地域使用者団体ノルトメタルは、バーデン・ビュルテンベルクで締結されたパイロット協約を承認することに合意した。その結果、ドイツ北部のキールとロストックのキャタピラー労働者は、過去20年間で最高の4.3%の賃上げを獲得する。この賃上げは2012年5月1日に実施され、2013年4月30日まで適用される。インフレ率は現在2%の水準にあり、この賃金・給料増額は労働者の購買力を大幅に高める。

この協約は、やはりノルトライン・ウェストファーレンの交渉パートナーの支持により、キャタピラーが2011年にドイツで買収した旧ビュサイラス施設と旧モトーレン・ベルケ・マンハイム(MWM)施設の労働者も対象としている。

協約は賃上げに加えて、見習工の雇用保障改善も定めている。従業員代表委員会は派遣労働者の利用を制限する共同決定権も確保した。さらに、派遣労働者は勤続年数に応じて追加ボーナスを受け取り、企業は雇用期間が24カ月に達した派遣労働者を常用雇用しなければならない。

IGメタル・キュステとノルトメタルは、恵まれない若者のための活動を強化・開発することについても合意した。共通基金を設立し、貧しい若者向けの資格認定プロジェクトに資金を供給する。学校を卒業して就職する若者を支援するために、社会的に恵まれない地域で選ばれた中等学校を後援する計画も立案中だ。

協約締結に先立って、ドイツ全国で数日間の警告ストが実施された。交渉結果について、IMFキャタピラー・ネットワーク運営グループのメンバーであるモニカ・シリングはこう述べた。「キャタピラー労働者も参加した警告ストは、特に見習工と派遣労働者の問題に関して、この成果を達成するうえで大いに貢献した」。現在、キャタピラーはドイツで約4,500人の労働者を雇用している。

[2012年5月28日 アンヌ=マリー・ミューロー]