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人権擁護活動家が団結してインダストリオール・グローバルユニオンを結成

6月19日にデンマークのコペンハーゲンで、労働者の人権を求めて闘う新しいグローバル・ユニオンが結成される。

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全世界/コペンハーゲン: 2012年6月18〜20日、地球の隅々から1,000人以上の労働組合員がコペンハーゲンに集まり、鉱業・エネルギー・製造業部門で140カ国5,000万人の労働者を代表するインダストリオール・グローバルユニオンを結成する。

「代議員の中には、民主主義と労働者の権利を求める闘いの最前線に立ってきた勇士たちがいる」とインダストリオール・グローバルユニオンの書記長に就任するユルキ・ライナは述べた。

「虐待され、投獄され、生命を脅かされながらも、グローバル化がわずか1%の人々ではなく99%の人々の期待に応えるよう確保するために、新しいアクション・プランを採択すべくコペンハーゲンに集結する」

「インダストリオール傘下の労働者・労働組合は、民主主義を求めるアラブの春の闘い、専制君主との闘いの最前線に立っている」

「コペンハーゲンで、どんなときにも団結する覚悟のある固い絆で結ばれた勇敢な労働組合団体――グローバルな連帯のもとに世界中で労働条件改善と労働組合権を求めて闘い続ける新しい勢力が誕生する」

「インダストリオールは、リオ・ティントやBHPのような多国籍企業の力に対峙する」とユルキ・ライナは述べた。「世界の大企業とグローバル・レベルで交渉したい」

「インダストリオールは、新しいグローバル化モデル、民主主義と社会的公正を基礎に人を最優先する新しい経済・社会モデルを求めて闘う」

インダストリオールは2012年6月19日にコペンハーゲンで結成される。この新組織は、旧グローバル・ユニオン・フェデレーション、すなわちIMF、国際化学エネルギー鉱山一般労連(ICEM)および国際繊維被服皮革労組同盟(ITGLWF)の加盟組織を統合する。

インダストリオール・グローバルユニオンが代表する労働者は、石油・ガスの抽出、採掘、発電・配電から、金属および金属製品の製造、造船、自動車、航空宇宙、機械エンジニアリング、エレクトロニクス、化学製品、ゴム、紙パルプ、建築材料、繊維、被服、皮革、履物、環境改善事業に至るまで、幅広い部門で働いている。
新しいウェブサイト( http://www.industriall-union.org/)は2012年6月19日午後2時に開設される。

[2012年6月14日 アニタ・ガードナー]