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フレックスNゲートの女性労働者が労働権の尊重を要求

解雇された女性労働者がフォルクスワーゲンに対し、フレックスNゲートとの争議に介入するよう要求した。この女性労働者たちは民主的組合を結成するために闘っている。IMFは、結社の自由を承認しようとしない同社の態度を拒否し、重労働と労働者虐待を批判した。

メキシコ: 自動車部品会社のフレックスNゲートに解雇された女性労働者はフォルクスワーゲン・メキシコに対し、ブラティスラバ宣言を適用して自分たちの労働権を尊重させるよう求めた。

ブラティスラバ宣言はドイツのフォルクスワーゲンとメキシコの自動車産業労働者との協約で、2002年に締結された。この協約の定めによると、同社は取引先やサプライヤーに労働権の尊重の保証を強制することができる。

解雇された女性労働者グループのメンバーであるベロニカ・カレオン・リアルとサラ・オルテガ・エルナンデスは、フォルクスワーゲンは「労働組合およびその他の代表機関を結成し、それに加入するすべての労働者の基本的権利……」を認めている同宣言1.1の遵守を確保しなければならない、と言う。

制度的革命党(PRI)の支配下にあるナショナルセンターCTMや、その指導者ゴンサロ・トーレス・チェトラおよびレオバルド・ソトと関係のない組合代表の承認を求めて闘い続ける、と2人は言う。

IMFは、フレックスNゲートで「自分たち自身の合法的・民主的な労働組合代表を選ぶ」ための闘いへの支援を表明し、労働者とともにフォルクスワーゲンにブラティスラバ宣言の遵守確保を求めた。

ユルキ・ライナIMF書記長は労働者への書簡で次のように述べた。「IMFは、結社の自由の否定だけでなく重労働や労働者虐待も含めて、フレックスNゲートにおける労働権侵害すべてを強く非難する。同社が国内法と国際法の文言に一字一句忠実に従うよう要求する」

フォルクスワーゲン自動車労働者の独立組合SITIAVWは、IMFに他のサプライヤーで不当行為の抑制に取り組むよう求め、「この問題をフォルクスワーゲン・メキシコのプエブラ工場の管理者と議論し、世界協議会で取り上げる」と発表した。

[2012年6月3日 バレスカ・ソリス]