各種集会
2004年闘争シンポジウム

パネルディスカッションを行い、各産別の産業動向、2004年闘争に向けた各産別の課題について報告
挨拶する加藤労働政策局長(左)と今野浩一郎・学習院大学経済学部教授、紀陸孝・日本経団連常務理事、鈴木勝利・金属労協議長による鼎談
 金属労協は、2003年11月12〜13日、箱根湯本富士屋ホテルにおいて、加盟単産・単組約120名の参加のもとで、「2004年闘争シンポジウム」を開催した。シンポジウムでは、「第2次賃金・労働政策(仮称)中間報告」成案に向けた課題提起を行うとともに、2004年闘争方針立案のために金属労協および各産別の検討状況について理解を深めた。
1日目は、はじめに加藤裕治・労働政策委員長が、春闘改革のもとでのJC共闘の位置づけなど、2004年闘争の特徴と位置づけ、2004年闘争方針、春闘の中長期課題について挨拶を行った。
次に、鈴木勝利・金属労協議長から「『第2次賃金・労働政策(仮称)中間報告』がめざすもの」について課題提起を行った。課題提起では、マクロでみる就業構造の変化、日本の金属産業の変化、労働市場の動向を踏まえながら、新たな働き方や雇用確保のための諸施策について、「第2次賃金・労働政策(仮称)」の論議を踏まえた提起を行った。
課題提起を受けて、引き続き「これからの雇用・働き方・処遇を考える−『第2次賃金・労働政策(仮称)中間報告』」における課題について−」というテーマで、今野浩一郎・学習院大学経済学部教授、紀陸孝・日本経団連常務理事、鈴木勝利・金属労協議長による鼎談を行った。
2日目は、「2004年闘争をめぐる経済情勢」と題して、吉冨勝・開発協力銀行開発金融研究所客員研究員より、デフレ問題などマクロ経済の課題についての講演を受けた。
引き続き「2004年闘争にむけた課題」について、労働政策委員(中山良夫・電機連合書記次長、近藤治郎・自動車総連事務局次長、中野治理・JAM産業・業種政策局局長、石塚拓郎・基幹労連事務局次長、矢吹智将・全電線副書記長)をパネラーとしてパネルディスカッションを行い、各産別の産業動向、2004年闘争に向けた各産別の課題について報告を行った。