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第39号インダストリオール・ウェブサイトニュース(2015年7月)

メキシコホンダで労組が団体交渉権認証のための公明選挙を要求!

2015-07-29

 

メキシコホンダで公明選挙を求めるポスター

メキシコのホンダ工場で4年前から続いている団体交渉権紛争をめぐる訴訟が、まだ解決していない。同社は相変わらず組合に対抗する方針を採用しており、組合員を不当に差別するなどしている。

  インダストリオールは、結社の自由に関する国内外の法律に従って訴訟を迅速に解決し、投票日を設定するよう要求している。

  ホンダ・メキシコはハリスコ州エルサルトの工場で悪質な反労働組合的方針を実施し続けており、結社の自由に関する法廷闘争を長引かせている。労働者は自ら選んだ組合に加入する権利を求めて闘っている。

  「4年前、ホンダ労働者の独立労働組合(STUHM)が団体交渉権を要求した。ところが、あらゆる種類の妨害によって何度も訴訟が行き詰まり、どの組合に自分たちを代表してほしいかを労働者が自由に表明できる職場選挙が、いまだに実施されていない」とユルキ・ライナ・インダストリオール・グローバルユニオン書記長は説明した。

 結社の自由を求める闘い

  メキシコの『La Jornada』に掲載されたインタビューで、STUHMのホセ・ルイス・ソロリオ書記長とルイス・ヘラルド・ロドリゲス財政部長は、メキシコにある29の自動車組立工場のうち、独立労働組合と適正な給与水準が確保されているのは2カ所にすぎないことを非難した。その他すべての工場は、労働者に結社の自由を与えない「保護」組合に支配されている。

  ソロリオとロドリゲスは、ホンダ工場でどの組合が団体交渉権を持つべきかを労働者が決定できるようにするための闘いが、弾圧や暴力、不当解雇によって妨げられていることも明らかにした。現時点での最大の懸念は、投票の取り決めが公正に定められず、会社と共謀する「保護」組合が支持されることである。

  2人のSTUHM幹部が『La Jornada』に語ったところによると、社会保障省から支給された工場の労働者名簿は実態と大きく異なり、会社に雇用される日本人管理職、管理者、物故者、10年前に工場を辞めた人が含まれているという。その上、同省は現従業員ではない無関係の労働者600人にも投票権を与えようとしており、これによって選挙プロセスは完全に無効になる、とソロリオは述べた。

  ユルキ・ライナ書記長は連邦調停・仲裁委員会のアルベルト・ソリーリャ委員長に書簡を送り、結社の自由に関する国内外の法律に従って、訴訟手続きの迅速な解決を促進するとともに、投票日を決め、信頼できる有権者名簿を保証するよう要求した。ソリーリャ委員長はSTUHMとの前回の会談で、完全に信頼できる名簿の支給を約束した。

  ホンダ・メキシコ事件は、先ごろジュネーブで開かれたILO会議で議題に盛り込まれ、STUHM組合員の状況が結社の自由の重大な侵害の例として挙げられた。

  メキシコ連邦区で開催された第3回地域自動車部門会議で、インダストリオールと自動車産業の加盟組織は、STUHMの闘いを支援する宣言に署名し、メキシコの独立労働組合との連帯を改めて表明し、「保護」協約の利用を拒絶し、結社の自由に関するILO第87号条約の遵守を要求した。

 

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