広報ニュース

第44号インダストリオール・ウェブサイトニュース(2015年11月))

ブラジルCUTの若年労働者が人種平等めぐり討議

2015-11-04

 

ブラジルCUTが主催した人種平等についての会議に参加した若者労働者達(ブラジル)

ブラジルCUTが主催した人種平等についての会議に参加した若者労働者達(ブラジル)

 ブラジルの産業部門の若年労働者40人が10月22~24日に会合を開き、人種平等について議論した。労働運動は、平等を促進して差別をなくすためにこの問題を追求する必要がある。
この会合の開催はナショナルセンターCUTに所属する産業別組合が発案した。参加者は、若年労働者とアフリカ系労働者が直面するさまざまな形態の差別について意見を述べ合った。
「若年者と人種平等の促進は、ブラジルとラテンアメリカの労働組合運動にとって戦略的な優先課題だ。ブラジルでも他のラテンアメリカ諸国と同様に、アフリカ系と先住民が社会で最も差別されている。例えば、アフリカ系女性は白人女性よりも賃金が低く、同じことが男性にも当てはまる」と、インダストリオールを代表して会合に参加したインダストリオール・ラテンアメリカ・カリブ海(LAC)地域事務所のマリーノ・バニ副所長が説明した。
 若年労働者たちは、労働市場や労働組合、ブラジルの社会的状況の現実を例証する一連の事実や体験談を聞き、若いアフリカ系労働者がブラジルの経済モデルの影響を最も大きく受けているという点で意見が一致した。彼らの大部分は失業中で、教育の機会もない。
 会合の目的は、労働組合運動において影響力を強め、差別撤廃への取り組みを強化し、CUT産業部門の若年者政策を立案するために必要な手段を参加者に与えることだった。
「このイニシアティブは組合の力を強化する。若者を教育し、歴史を学んで私たちが差別されている理由を理解できるようにすることが重要だ。人種平等に取り組む労働組合、社会運動および政府の努力のおかげで、ここ数年間にブラジルは大きく進歩した。例えば、今では大学や連邦官庁でアフリカ系と先住民の割当制が導入されている。まだやるべきことがたくさん残っているが、所得再分配と社会的統合によってブラジルの状況が改善する可能性がある。このセミナーを開催したインダストリオール傘下のCUT産業別組合と、いま世界の歴史を先導している参加者を祝福する」とバニは締めくくった。

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