インドの裁判所でゼネラル・モーターズ従業員に有利な判決
2022-09-21
【JCM記事要約】
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2022年9月21日:インドの裁判所は、不当解雇された労働者1086人に給料の50%を支払うようゼネラル・モーターズ・インディアに指示した以前の命令に異議を唱える同社の申し立てを却下した。
ゼネラル・モーターズ・インディアは2020年12月、タレガオン工場での生産を停止し、1000人を超える労働者が失業した。政府が工場閉鎖の申請を拒絶したにもかかわらず、生産が停止された。
統一労働者連盟を通してインダストリオールに加盟しているゼネラル・モーターズ従業員組合は、2021年7月に1086人の労働者を不当に解雇した同社の不当労働行為を労働審判所に提訴した。
労働審判所は2022年1月に同労組に有利な判決を下し、2022年4月から提訴に関する最終決定が下されるまで、労働者に給料の50%を支払うよう同社に指示した。
ゼネラル・モーターズ・インディアは裁判所命令の実施を拒否し、ボンベイ最高裁判所で異議を申し立てた。9月12日、最高裁判所は申し立てを却下した。
ゼネラル・モーターズ従業員組合のサンディープ・ベガデ会長は言う。
「裁判所が私たちに有利な判決を下したことに大変満足しているが、闘いはここで終わらない。1086人の労働者は2021年7月から賃金をまったく支払われていない。会社側は、労働者に賃金の50%を支払えという労働審判所の命令に従うことを拒んでいる」
アプールヴァ・カイワール・インダストリオール南アジア地域事務所所長は言う。
「インダストリオールは、労働者の権利を守る闘いにおいてゼネラル・モーターズ従業員組合を断固支持する。ゼネラル・モーターズ・インディアに対し、裁判所命令を直ちに実施するよう求める」