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第155号インダストリオール・ウェブサイトニュース(2023年2月1日)

よりグリーンな未来に向かって機械エンジニアリング労働者を先導

2022-11-16

【JCM記事要約】

  • 11月10日に開催された機械エンジニアリング部門のオンライン会合に世界中から70人以上が参加し、同部門の調査報告書や将来の労働組合活動への影響、成長しているグリーンテック・セグメントにおける組織化・キャンペーンの可能性について議論を行った。
  • インダストリオールのマティアス部門担当部長は、グリーンな未来に向けて変化を受け入れ、組合員を導いてその変化を乗り切らせることが重要だ、とした。また会合にて参加者は、グリーン化への移行が公正なものでなければならないとし、2020年に採択されたグリーンテック宣言の立場を再確認した。

 

11月10日に世界中から70人以上が集まってオンライン会合を開き、機械エンジニアリングにおけるグリーンテクノロジー関連の課題と機会などについて議論した。

参加者は、2021年後半の調査報告書と部門における将来の労働組合活動への影響、成長しているグリーンテック・セグメントにおける組織化・キャンペーンの可能性をめぐって討議した。ウクライナの戦争は、特にサプライチェーンで混乱を引き起こすことによって、世界の多くの地域でこの部門の経済情勢に影を投げかけている。

インダストリオールにとって、この部門のグリーンテック活動は、2021年大会で採択された戦略目標に従って公正な移行に取り組み、持続可能な産業政策を策定する全体的戦略の一部である。

「グリーンテックは機械エンジニアリングの未来を表しており、デジタル化と密接に関連している。私たちは未来のスマート工場で活動するために、二重の難題に立ち向かっている。最も有望なアプローチは、変化を受け入れ、組合員を導いてその変化を乗り切らせることだ。私たちは組合員のより良い未来に取り組むためにここにいる」とマティアス・ハートウィッチ部門担当部長が述べた。

オーストリアのインダストリオール加盟組織Pro-Geの会長を務めるライナー・ウィンマー共同部会長が次のように述べた。

「私たちは5年前、グリーンテックの詳細な調査を開始した。2019年のシュトゥットガルト世界会議ではグリーンテックを主要テーマにした。個々の国や地域から多くの情報を得ている。シンデックスとともに科学的研究を委託した。今度は、私たちの力でこの知識を現場に導入し、グリーン雇用が良質な雇用になるようにしたい」

この会合は、エジプトでCOP27が進行している中で開かれ、すべての議論で工業生産グリーン化の緊急性を強調した。参加者は、この移行が公正な移行でなければならないことに合意し、2020年11月に採択されたグリーンテック宣言の立場を再確認した。

宣言によると、この部門の加盟組織には以下の意思がある。

  • 特にグリーンテックとデジタル化、関連する事態の展開に焦点を当てて、この部門の影響を受けた加盟組織間で新しい傾向をめぐる意見交換を促進する。
  • 組合オルグや従業員代表委員会向けの訓練を組織し、グリーンな職場で新規従業員に接触して勧誘するための新しい方法、戦略およびサービスを立案する。
  • 若年労働者と女性を関与させる。
  • 組織化と勧誘を通して、影響を受けた部門で組合の力を高めるための努力を強化する。

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