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第203号インダストリオール・ウェブサイトニュース

若手労働組合員がグローバルな青年の力を構築するために団結

2025-11-04

11月3日のインダストリオール・グローバルユニオン青年大会に世界中から代議員が参加し、団結して青年の力を要求した。60人を超える若い労働組合員が集まり、仕事の世界で直面している課題について討議、グローバルな労働運動における若者参画拡大を強く要求した。


青年大会は、若い労働組合員が直面しているさまざまな障害を強調した。彼らの生活は多くの場合、仕事と家族的責任、金銭的な苦労に支配されている。若い女性労働組合員は、特に男性優位の産業で、若者参画をはっきりと主張すると汚名を着せられたり、不安にさらされたりすることが多い。

グローバル青年委員会と任意の地域青年委員会を設置するための規約修正案は構造変化をもたらし、若手組合員が悪循環を断ち切って自分たちが求める変革を達成できるようにする、と若い代議員たちは述べた。

グローバル特別青年作業部会メンバーでSEA2PAC共同議長のジョナサン・クックが次のように述べた。

「世界は30年前とは異なる。労働組合は、私たちが生きている新しい世界の構造を理解しなければならない。より多くの若年労働者を組織化し、組合が生み出したものを守らなければならない。この規約修正を通して、青年は自分たちが求める変化をもたらし、自分たちが求める変化を支持することもできるようになる――私たちは闘わなければならず、勝利を収める!」

参加者は、より多くの若年労働者を組合に組織化するための戦略について議論し、優良事例を共有した。例えば、学生への接触、博物館見学や植樹活動の企画、モバイルアプリの利用による若年労働者への経済的インセンティブ提供、青年と関係を持つための研究グループ設置などである。

ほとんどの代議員が、若年労働者の組織化に関する体系的教育を極めて重要と考えていた。

代議員たちは、各地域のニーズに応じたモジュールに基づく組織化アカデミーの創設を求めた。何人かの代議員が、地域社会を構築して組織化努力への地域社会の支持を得るうえで、労働組合は極めて重要な役割を果たすと強調した。

クリスティアーネ・ベナーIGメタル会長/インダストリオール副会長が、自身もドイツの青年機構と若者の権利拡大の産物だと述べた。IGメタルは国家・地域・企業レベルで青年機構の強化に専心している。

「青年活動と、青年機構や青年組織化の十分な財源に対して、組合役員に責任を負わせなければならない」

クリスティアーネ・ベナーは、元IGメタル全国青年委員会議長としての経験に基づき、青年機構が効果的に機能するには十分な財源と青年活動専門の組合役員が必要だと付け加えた。

マリー・ニルソン・インダストリオール/IFメタル会長が次のように述べた。

「若い方々、皆さんは未来ではなく現在だ。皆さんは変化する仕事の世界の影響を受けており、持続可能な職場とはどのようなものかについての対応を形作らなければならない。国境を越えた労働者の組織化は労働組合の世界的な闘いだ。労働運動に新たなエネルギーを与えるので、若年労働者も組織化しなければならない。国際連帯は絶対に重要だ。変化を信じてほしい――世界は若い労働組合員を必要としている。組合運動に参加し、それを中心に未来の構築に着手してほしい」

【原文記事URL】
Young unionists unite to build global youth power | IndustriALL

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