インダストリオールの女性、世界大会前に率先して平等を要求
2025-09-11
インダストリオール女性大会と11月のシドニー世界大会の準備が順調に進んでおり、ジェンダー平等と女性の権利を促進するために実施された活動を評価する場になるだろう。
女性大会は2部構成で、9月18-19日にオンラインセッションが、インダストリオール大会前の11月3日にシドニーで対面セッションが開かれる。
これまでの成果を分析し、まだ焦点を当てる必要がある分野を確認することにより、アクション・プランを指針としてシドニーで将来の優先課題を決めることができる。女性労働者が今後数年間に直面する課題に取り組むために、どんな行動を立案すべきか?
この議論によってロードマップを作成し、向こう4年間に期待される結果を設定し、進展の測定・監視方法を討議することができる。
参加型ジェンダー監査(PGA)の所見と勧告をめぐる議論が鍵になるだろう。この議論は、インダストリオールはどうすれば今後4年間にジェンダー平等関連活動を強化できるかについて明確な指針を示すからである。来る女性大会は、これらの勧告を行動に移すうえで極めて重要な一歩となる。
女性大会では、PGAで強調された3つの優先分野に取り組む方法を討議・検討する。すなわち、インダストリオール活動全体におけるジェンダー主流化、女性のリーダーシップ強化、ジェンダー平等と指導部への女性参加の推進における男性アライシップである。
女性のリーダーシップを促進する方法の調査は、女性大会での討議の鍵になる。進展はあるものの、特に特定の産業で、女性は相変わらず労働組合指導部で十分に代表されていない。組合参加を妨げる障害から構造的差別まで、この不足の根本原因に対処するとともに、運動のすべてのレベルで女性指導者を支援する具体的な手段を開発する必要がある。
女性大会では、平等を構築して女性の意見が確実に取り入れられ尊重されるようにするために、男性の同盟者を関与させる方法も調べる。女性参画を支持するだけでなく組合の包括性拡大にも責任を持つことによって、積極的にジェンダー平等を支援する男性指導者の役割が重要である。
「女性は、労働者の権利や関連産業の未来について決定が下されるすべての場に参加しなければならない。この女性大会の目的は不平等に取り組むことだけでなく、組合員の現実を反映させるために私たちの運動を再形成することでもある。女性が先導すれば、組合はより強く、より公正に、より代表的になる。だから、この活動は重要であり、私たちは場を設け、支援を確立し、すべてのレベルで女性の意見が取り入れられるようにしなければならない」とクリスティン・オリビエ・インダストリオール書記次長は述べた。
【原文記事URL】
IndustriALL women lead push for equality ahead of Congress | IndustriALL