高等裁判所がSAILボカロ労働者370人の正規雇用化を命令
2025-11-05

労働者の権利にとって大きな勝利が達成され、ジャールカンド州高等裁判所がSAILボカロ製鉄所の経営陣に対し、長期契約労働者370人の正規雇用を指示、2006年に始まった法廷闘争が終わった。
ユニオンズ・ユナイテッド加盟組織のジャールカンド革命労組(JKMU)が申し立てたこの提訴は、ボカロ製鉄所の主要生産単位で雇用される労働者に関するものだった。関連労働者は、いずれも7年以上にわたって雇用されていた。
同労組は2006年に初めて紛争を提起し、産業審判所は労働者に有利な判決を下した。しかし経営側は最高裁判所に上訴、高裁は今回、産業審判所が賃金・給付全額支給で労働者を常用雇用するよう命じた先の決定を支持した。
ゴータム・モディー・ユニオンズ・ユナイテッド会長は、この判決を「インドの労働者の画期的な勝利」と呼んだ。
「SAILボカロ製鉄所では、1万人を超える不安定労働者が危険な状況下で常勤の仕事を遂行しているが、正規雇用と適正賃金、基本的な保護を与えられていないままだ。度重なる正規雇用化の勧告にもかかわらず、同社は相変わらず請負業者を通して労働者を搾取し、組合の努力を弾圧し、不安定と差別を永続させている。この裁定は、我が国の産業を構築・維持する人々が安全で尊厳のある雇用に値することを再確認している。すべての労働者が公正、権利、そして尊厳と安全に根差した未来を勝ち取るまで、不安定雇用との闘いは続く」
アトレ・ホイエ・インダストリオール書記長は述べた。
「この判決は、インドの鉄鋼業を何十年も支えてきた労働者が不安定なままであってはならない、ということを力強く断言している。SAILは、常勤の仕事をしている労働者の尊厳と平等、常用雇用を支持しなければならない」
【原文記事URL】
High Court orders regularization of 370 SAIL Bokaro workers | IndustriALL
