16日運動が終わっても闘いは続く
2025-12-10

私は16日運動が終わりに近づくといつも、世界中の加盟組織が実施した力強い活動に感銘を受ける。この16日間は、労働運動内部の象徴的な意思表示ではなく、認識を行動に移して職場を実際に変革する。
クリスティン・オリビエ・インダストリオール書記次長の言葉
今年、すべての産業と大陸の組合が、あらゆる形態のジェンダーに基づく暴力とハラスメント(GBVH)に直面した。その中でも特に急速に増えており、特に深刻化しているのは技術的暴力である。組合は組織化や教育、交渉を行い、生存者の声を広めた。
加盟組織が今年実施した行動のうち、私たちはなぜ闘うのか、なぜ闘い続けなければならないのかを思い出させる例をほんのいくつか挙げる。
アルメニア:デジタル暴力と第190号条約実施を先導
アルメニア共和国産業労働者支部組合は、「団結しよう! 女性と少女に対するデジタル暴力撤廃のために」キャンペーンに加わり、19の加盟組合を集めて強力なセミナーを開いた。

アルメニア共和国産業労働者労働組合組織支部組合
技術が助長するハラスメント、オンライン脅迫、ストーキング、個人情報の拡散に関して警報を発し、アルメニアによる最近のILO第190号条約批准に同労組の活動を直接関連づけた。方針の更新や認識向上、安全なデジタルワークスペース創出への同労組の取り組みは、地域の重要な先例を作っている。
パキスタン:認識と労働者の関与を強化
パキスタンでは、加盟組織が労働者および組合員との議論や会合を開催し、GBVHに光を当てた。これらの穏やかで持続的な会話は、安全なスペースを生み出し、信頼を築き、沈黙を破っており、より強力な報告メカニズムとより安全な職場が構築される基礎となっている。
ドイツ:大胆かつ組織的なキャンペーンでハラスメントに対処
IGBCEの調査で、憂慮すべき統計値が明らかになった。
- 女性5人に1人が仕事でセクシャルハラスメントを経験していた。
- 回答者の20%が職場で少なくとも1件の事例を知っていた。

KlarkantIGBCE
同労組は、対策として強力なKlarkantIGBCEキャンペーンを行い、性差別やセクシャルハラスメントのゼロ容認を宣言。労働者向けのツール、従業員代表委員会への支援、モデル交渉条項、調査、組合の行事やスタッフ訓練への認識向上措置の統合を実施した。
文化を変革する方法は、明瞭さと勇気、組織的変化である。
イスラエル:技術的暴力を暴露して生存者の声を拡大
ヒスタドルートの女性運動Na’amatは年次会議で、AIが生成した親密な画像からデジタル監視、強制的管理まで、女性に対する技術的暴力を取り上げた。
専門家が証言し、暴力が技術とともに進化している実態と、保護も進化しなければならない理由を強調した。

活動家のシーラ・イサコフ
特に力強く貢献したのは家庭内暴力生存者の活動家シーラ・イサコフで、殺されかけたが生き延びて人生を選んだ身の上話を勇敢に語った。彼女の勇気は、精神的外傷を積極的行動と立法による権利擁護に変え、あらゆる場所の女性労働者の権限と回復力を具現化している。
メキシコ:SITIMMがリーダーシップと防止、団体交渉を推進
メキシコでは、金属・自動車・関連産業組合SITIMMが、16日間に重層的なアプローチを実施した。
Diplomado de Desarrollo y Liderazgo de la Mujer Trabajadoraを継続し、女性労働者の長期訓練にGBVHとリーダーシップ、権利拡大を統合した。

SITIMMが労働協約を結んでいる170の職場でポスターを発表し、すべての労働者に、職場に暴力とハラスメントの余地はないというメッセージを届けている。
交渉提案で、すべての労働協約にジェンダーに対応した手順と即時対応メカニズムを盛り込むよう要求している。
効果を発揮している組合の力は、教育と認識向上、団体交渉を通じた拘束力のあるコミットメントである。
これらの行動は全体として労働運動の強さを証明
アルメニア、パキスタン、ドイツ、イスラエルおよびメキシコの加盟組織は、私たちの使命の中核を反映する行動を起こした。
- GBVHに関する認識の向上
- 生存者の支援と最優先
- 技術的暴力やデジタル暴力への異議申し立て
- 報告・防止メカニズムの強化
- ジェンダーに対応した労働協約の要求
- 労働者と指導者の訓練
- ILO第190号条約の実施・促進
多くの加盟組織が、インダストリオール独自のツール(GBVHツールキット、第190号条約交渉ガイド、部門別平等資料など)を利用し、共有リソースによってどのように総合力を高められるかを分かりやすく示した。
しかし、今日は結論を出す日ではなく再び付託する日
GBVHは12月10日に終わるわけではない。
生存者は引き続き支援を必要とする。
職場の不平等に休みはない。
16日間の終わりに、もっと懸命に以下に取り組む決意を強化すべきである。
- 第190号条約の完全実施を強く要求
- ジェンダーに対応したOSHシステムを統合
- 労働協約で保護を確保
- 安全なデジタルワークスペースと物理的作業場を確保
- 関連産業全体で女性のリーダーシップを拡大
加盟組織は安全な労働の未来を形成
訓練会場や工場、大学、会議室、組合事務所、デジタル空間における加盟組織の行動は、女性労働者の生活を変えている。
加盟組織は、暴力が防げないものではないということを日々証明している。
沈黙は容認できない。
そして、組合は必要不可欠である。
今年の16日運動を終えるにあたり、次のことをはっきり言っておきたい。
私たちの活動はまだ終わっていない。
私たちは一歩も引かない。
そして私たちは、すべての職場、すべての場所で、すべての女性が暴力とハラスメントのない安全な状況に置かれるまで立ち止まらない。
【原文記事URL】
The 16 days of action are over but our fight isn’t | IndustriALL
