インダストリオール、ルールに基づく国際秩序の擁護を要求
2026-01-22

世界は平和と民主主義、安定を必要としている。トランプ政権によるベネズエラ侵攻の結果、同国大統領とその夫人が拉致されるに至り、世界秩序は危険な岐路に立たされている。トランプは世界最大の石油埋蔵量を掌握したいという意図を隠そうとしていない。その後、米大統領はデンマーク王国領グリーンランドの領有権を要求し、メキシコとコロンビア、キューバ、イランを威嚇している。
インダストリオール・グローバルユニオンは、国際労働組合総連合(ITUC)および米州地域組織(TUCA)が発表した声明を支持し、米軍によるベネズエラ攻撃と主権侵害を非難している。これは明らかな国際法違反であり、容認できない。世界のいかなる地域においても、政権交代の強制は受け入れられない。私たちは大統領夫妻の即時釈放を求める声を支持するとともに、早急に対話を再開し、この地域で平和と主権、自己決定権が守られるようにすること求める。
インダストリオールは、国際ルールに基づく秩序からのこの危険な逸脱を深く憂慮し、昨年11月の大会で表明した要求を繰り返す。
インダストリオールは2025年11月のシドニー大会において、公正かつ持続可能な世界を構築するうえで、平和と国際法尊重、普遍的人権が譲れない基盤であることを再確認した。大会は、平和維持や調停、紛争の平和的解決において、国連などの国際機関が果たす役割も強調した。多国間機関を迂回する一方的な軍事行動は、この枠組みを損ない、平和維持に向けた国際的な取り組みを弱体化させる。
大会決議は、国際貿易は労働者にとって役立ち、万人に適用されるルールに基づき、労働者の基本的権利を尊重しなければならないことを想起している。地政学的緊張の高まりと一方的な措置は、世界・地域サプライチェーンを混乱させ、経済を不安定化し、労働者の失業や労働組合弾圧、賃金・労働条件悪化のリスクを高める。
インダストリオールは各国政府に以下を要求する。
- 国際法と多国間機関を尊重する
- 外交と対話、平和的解決を優先する
- 紛争を激化させたり、地政学的対立を深めたりする行動を避ける
- 労働者と労働組合が標的にされたり、沈黙を強いられたり、同意なく下された政治的決定の代償を払わされたりしないようにする
インダストリオールは、紛争や弾圧、経済不安の影響を受ける労働者ならびに地域社会との連帯を再確認する。これは特にベネズエラの国民および労働者との連帯である。私たちは労働組合として、全世界で平和と民主主義、社会的公正、労働者の権利を支持する。平和と法の支配の尊重がなければ、ディーセント・ワークと公正な貿易は不可能である。
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【原文記事URL】
IndustriALL calls to defend the rule-based international order | IndustriALL
