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第207号インダストリオール・ウェブサイトニュース

トルコの金属労働者が勝利

2026-01-22

トルコの金属産業で数カ月にわたる交渉の結果、数万人の労働者が大きな成果を確保し、増額率は2025〜2027年協約の最初の6カ月間で平均31.15%、1年目全体で47.81%となる。


この団体交渉プロセスは2025年10月13日、インダストリオール加盟組織3団体(トルコ・メタル、ビルレシク・メタル・イス、ウズチェリク・イス)とトルコ金属産業使用者団体(MESS)の間で始まった。何度も協議したが成果がなかったため、12月に合意に至らなかった旨の声明が作成され、3労組は今年1月20日にスト決行を決めた。

スト決定直後、3労組はMESSから招かれ、2026年1月21日から22日にかけて交渉した結果、金属労働者側の勝利に終わった。3労組すべてが協約に署名した。

合意内容は以下のとおり。

最初の6カ月間は、140トルコ・リラ(3米ドル)未満の時給に対し、140トルコ・リラ(3米ドル)を上限として10トルコ・リラ(0.23米ドル)が上乗せされる。その後、すべての賃金を20%増額したうえで、1時間当たり一律17.61トルコ・リラ(0.41米ドル)が追加される。この増額は基本賃金の平均28.10%に相当する。

3月1日以降(協約第2半期)には13%の増額が適用される。ただし、この6カ月間のインフレ率が13%を超えた場合は、実際のインフレ率が適用される。

協約第3半期の増額率は、インフレ率に1.5パーセントポイントを加算した値となる。最後の6カ月間の増額率はインフレ率に基づく。

2025年9月1日時点で、社会手当を含む増額率は31.15%だった。

この賃金は2026年3月1日に正味7万9500トルコ・リラ(約1850米ドル)に増える。2026年3月1日時点で、累積増加率は賃金だけで44.76%となる。

協約1年目の社会給付は、イードゥル・アドハー(犠牲祭)分が75%、その他の社会給付が50%増額されている。2年目は年間インフレ率に沿って引き上げられる。社会給付と合わせて、年間47.81%の累積増加率を達成した。

一方、MESSの譲歩案はすべて撤回された。

インダストリオール・ヨーロッパ労働組合のジュディス・カートン=ダーリング書記長は次のように述べた。

「経済的困難により労働者の購買力が低下する中、この勝利は組合闘争が労働者に成果をもたらすことを示している。トルコの金属関連加盟組織3団体に祝意を表する」

ケマル・ウズカン・インダストリオール・グローバルユニオン書記次長は次のように述べた。

「これは金属労働者と金属労組の団結、決意および闘争による大きな勝利だ。トルコの金属関連加盟組織は、協力し合い、支え合い、ともに反撃することによって素晴らしい例を示してくれた。お見事!」

【原文記事URL】
Win for Turkish metal workers | IndustriALL

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