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第208号インダストリオール・ウェブサイトニュース

エレクトロニクス・ウォッチ、労働者の権利保護で連携強化

2026-02-05

インダストリオール・グローバルユニオンとエレクトロニクス・ウォッチは、世界の電子・低公害車サプライチェーンにおける労働者の権利の保護・促進に向けて協力を深めるため、新たな了解覚書(MoU)を交わした。


今回の合意により、インダストリオール・グローバルユニオンの世界的な労働組合ネットワークと、エレクトロニクス・ウォッチの業界に依存しない監視システムが1つになる。この監視システムは、ヨーロッパとオーストラリアの1500を超える公的バイヤーを支援している。提携の狙いは、組織力と労働者主導の監視、公的調達の影響力を組み合わせて、複雑なグローバル・サプライチェーンで労働者に具体的な改善をもたらすことである。

MoUに基づき、両組織は結社の自由と団体交渉権の促進、特に脆弱な立場の労働者に影響を与える労働権侵害への対応、効果的な人権デュー・ディリジェンスの推進に取り組む。協力の焦点となるのは、鉱山、製錬所、精製所、製造現場といった電子サプライチェーンの施設、特に労働者が組織化されているか、インダストリオール加盟組織に加わろうとしている現場である。

パートナーシップの心柱は、労働者主導の監視と改善である。エレクトロニクス・ウォッチは機密保持を条件に、関連する監視結果を共有する。一方、インダストリオールとその加盟組織は、組合つぶしや組合に対する差別、誠意のない交渉が見られる職場からの証拠を提供する。両組織は連携して行動を調整し、違反行為の是正、自由かつ公正なプロセスによる労働組合の承認、賃金・労働条件・雇用保障を改善する有意義な団体交渉を確保する。

このMoUは、調整とガバナンス、コミュニケーションの明確な仕組みも確立している。共同イニシアティブを推進するのは、合意された意思決定構造、定期会合、進捗と効果を評価するための共同監視・評価枠組みである。必要に応じて、特定のプロジェクト向けに合同運営委員会を設置し、透明性と説明責任を確保する。

この協力を正式化することによって、インダストリオールとエレクトロニクス・ウォッチは電子産業で長期的な構造改善の推進を目指し、労働者の声を中核に据え、連帯を強化し、公的調達がグローバル・サプライチェーン全体で労働権の尊重に寄与するよう確保していく。

アトレ・ホイエ・インダストリオール書記長は次のように述べた。

「この新たな合意は、グローバル・サプライチェーンで労働者主導のアプローチを強化する。効果的な人権デュー・ディリジェンスは、結社の自由、強力な労働組合、労働者に真の改善をもたらす団体交渉に根ざしていなければならない」

画像:シャッターストック

【原文記事URL】
IndustriALL and Electronics Watch strengthen partnership on workers’ rights – industriall-union

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