広報ニュース

第41号インダストリオール・ウェブサイトニュース(2015年9月)

バングラデシュの船舶解撤場で組合員4人が死亡

2015-09-17

BMFは9月14日にシタル造船所で人間の鎖を作り、適切な安全対策を要求

 9月5日にバングラディシュのチッタゴンのシタル造船所で死亡事故が発生し、危険な船舶解撤作業の安全向上を目指す香港条約の批准に向けたグローバル・キャンペーンの重要性が浮き彫りになった。

 ガス・ボンベの爆発で、バングラデシュの主要なインダストリオール・グローバルユニオン加盟組織であるバングラデシュ金属労働者連盟(BMF)の組合員4人が死亡、さらに4人が負傷し、命にかかわる重度の火傷を負った。この事故は、8人の船舶解撤労働者が仕事の準備をしていたときに起こった。

 死亡者の名前は、ココン、モクセドゥル、アラミン、シャジャハンである。

  BMFとシップブレーキング・プラットホームは9月10日に集会を開き、使用者側に行動と変革を要求、人間の鎖を作ってバングラデシュ船舶解撤産業のひどい労働条件に抗議した。

 BMFは9月14日にシタル造船所で再び人間の鎖を作り、適切な安全対策を要求した。BMFは、死亡した労働者と負傷した労働者の家族に対する適切な補償を確保するためにも努力している。

 事故発生時、シタル船舶解撤場ではロシアとギリシャから送られてきた2隻の船が解体のためにドック入りしていた。

 バングラデシュ・シップブレーキング・プラットホームの報告によれば、2015年だけで12人の船舶解撤労働者が職場で死亡し、さらに17人の造船労働者が重傷を負った。

 インダストリオール・グローバルユニオンは、この産業の安全衛生の強化を求めて運動している。松崎寛造船・船舶解撤部門担当部長は言う。

「この部門のインダストリオール加盟組織は、香港条約の批准を求めるキャンペーンの一環として行動を起こしている。過去3週間に日本、ドイツ、オーストラリア、デンマークの主要労働組合が自国政府に対し、安全衛生を確保して労働者の命を救うこの国際条約の批准を重ねて要求した」

« 前のニュース  次のニュース »