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第46号インダストリオール・ウェブサイトニュース(2016年1月)

インドで船舶解撤労働者訓練センターの定礎式

2016-01-29

 

船舶解撤労働者向けの新しい訓練センターの定礎式

船舶解撤労働者向けの新しい訓練センターの定礎式

 2016年8月までにインドのアランに新しい訓練センターが完成する予定で、船舶解撤産業の組合員1万8,000人以上が恩恵を得る。

 労働者、全国労働組合指導者、使用者代表、政府当局者など約800人の代議員が、1月17日に世界最大の船舶リサイクル・センターで新しい訓練センターの定礎式に出席した。

 同センターはインダストリオール・グローバルユニオン加盟組織、アラン・ソシヤ船舶再利用一般労組(ASSRGWA)の組合員向けに建設される。安全衛生問題や労働者の権利に関する船舶解撤労働者の認識を高めるうえで、さらに一歩前進する措置である。

 ASSRGWA創設10周年記念も兼ねたこの式典ではビジャーダール・ラネー同労組書記長が挨拶に立ち、訓練センターの重要性を強調するとともに、この取り組みが労働条件改善を役立つことを念願した。同書記長は、インダストリオールとその加盟組織がASSRGWA結成以来、同労組の取り組みを一貫して支援してきたことも強調した。

船舶解撤労組の創設10周年記念も兼ねた式典に800人以上が出席

船舶解撤労組の創設10周年記念も兼ねた式典に800人以上が出席

 インダストリオール南アジア地域事務所のファヒムディン・パシャ教育・プログラム担当者がASSRGWA10周年を祝福し、「創設10周年記念を迎え、ASSRGWA指導部には、インダストリオールの戦略目標と部門のアクション・プランに沿って、不安定雇用との闘いと労働者の権利の擁護によって組合の力を強化する決意を新たにしてほしい」と述べた。

 この訓練センターは、日本基幹産業労働組合連合会(基幹労連)の支援により建設される。

 船舶解撤産業は世界で最も危険な仕事の1つである。南アジアの船舶解撤労働者の大部分は、安全衛生問題に関する訓練をまったく受けずに船舶解体に従事している。船舶解撤場では事故が多発し、毎年何百人もの労働者が亡くなったり重傷を負ったりしている。安全衛生問題に関する基礎訓練は労働条件改善に大いに役立つ。

 ASSRGWAは創設以来、労働条件改善、賃上げ、労働者の権利に関する認識向上に焦点を当てて船舶解撤労働者を組織化してきた。ASSRGWAはインダストリオール・グローバル・ユニオンならびにオランダの加盟組織FNVとともに、造船所の組織化方法、さまざまな船舶の構成、連絡系統、スチールケーブル/配管/タンク/カラーコードの安全な処理の理解をはじめ、船舶解撤の具体的な側面を取り上げるトレーナー向けワークショップを何度か開催した。

 ワークショップで訓練を受けた多くの受講生が、すでに新規労働者の教育に携わっている。

 船舶解撤は主としてインド、バングラデシュ、パキスタン、中国、トルコで実施されている。

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