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第53号インダストリオール・ウェブサイトニュース(2016年5月20~30日)

インダストリオール執行委員会、フォルクスワーゲンに組合との交渉を要求

2016-05-30

 

UAWのゲーリー・キャスティールはフォルクスワーゲンに対し、テネシー州チャタヌーガの工場で民主的に選出された組合と団体交渉に入るよう要求(ドイツ・フランクフルト、2016年5月26日)

UAWのゲーリー・キャスティールはフォルクスワーゲンに対し、テネシー州チャタヌーガの工場で民主的に選出された組合と団体交渉に入るよう要求(ドイツ・フランクフルト、2016年5月26日)

インダストリオール・グローバルユニオン執行委員会は、ドイツの自動車メーカー、フォルクスワーゲンに米国テネシー州チャタヌーガ工場で労働組合権の尊重を求める決議を採択した。

 同執行委員会は世界中から200人以上の組合代表を集めて、5月25~26日にドイツのインダストリオール・グローバルユニオン加盟組織IGメタルのフランクフルト本部で開かれた。

 このドイツ系自動車大手は、12月にインダストリオール加盟組織の全米自動車労組(UAW)を団体交渉の独占的代表に選んだ、チャタヌーガ工場の熟練労働者との交渉を拒否している。フォルクスワーゲンは交渉を拒否してアメリカの法律に違反しているだけでなく、インダストリオールとのグローバル枠組み協定(GFA)や国際労働基準にも従っていない。

 イェルク・ホフマンIGメタル会長は次のように述べた。

「企業がドイツでは法律を守っていながら、他国の法律を無視することは容認できない。特にドイツに本社を置く企業は、世界中で労働者の権利を尊重すべきだ」

 ゲーリー・キャスティールUAW書記長・財政部長は執行委員会で次のように語った。

「アメリカ南部では、企業連合が右翼団体や反労組の弁護士と結託している。この策略や戦術は米国南部にとどまってはいない――間もなく皆さんの国にも広がるだろう」

 執行委員会は、フォルクスワーゲンにチャタヌーガの熟練労働者と直ちに交渉を開始するよう求める決議を全会一致で可決した。

 この決議には、フォルクスワーゲンが6月22日までに労働者との団体交渉を開始することに正式に同意しなければ、インダストリオールはさらなる行動を起こし、最終的にはインダストリオールとフォルクスワーゲンとのGFAの取り消しに至る可能性があるとも書かれている。

 

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