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第60号インダストリオール・ウェブサイトニュース(2016年10月17日)

インダストリオール・グローバルユニオン世界大会、韓国政府による組合弾圧との闘いを支援

2016-10-07

大会代議員は赤い鉢巻きを締め、激しく権利を攻撃されている韓国の労働組合を支持 韓国政府による労働組合弾圧を今すぐ中止せよ!

大会代議員は赤い鉢巻きを締め、激しく権利を攻撃されている韓国の労働組合を支持
韓国政府による労働組合弾圧を今すぐ中止せよ!

第2回インダストリオール世界大会は10月7日、韓国政府に対し、労働法の弱体化、抗議行動の非合法化、労働組合指導者の投獄による労働者の権利と民主主義に対する猛攻の中止を求める連帯決議を採択した。

 インダストリオール加盟組織である韓国金属労組(KMWU)のサング委員長は大会で、政府は労働者を保護する法律を撤廃しようとしており、この措置を労働改革と呼んでいると述べた。労働者と組合が攻撃されており、韓国政府は結社の自由と労働協約権を適切に保障していない。

 韓国政府は2015年、使用者が労働者を解雇したり、低賃金を押し付けたり、不安定雇用の利用を増やしたりしやすくする労働法改定を提案した。

 この法改正案に抗議する大規模な組合集会から1週間後の2015年11月21日、韓国政府は、インダストリオール加盟組織の韓国金属労組(KMWU)や韓国民主労総(KCTU)をはじめ、いくつかの組合の事務所に機動隊を送って強制捜査した。

 韓国の警察は、この取り締まりで数十人の組合員と組合指導者を取り調べ、逮捕して投獄した。ハン・サンギュンKCTU委員長とチョ・スンドク韓国公務運輸労組(KPTU)副委員長は2016年7月、最近の抗議行動に参加したことを理由に、それぞれ5年、2年の実刑判決を言い渡された。

 インダストリオールに加盟している韓国全国電力労働者組合(KNEWU)のトンチンが大会で、KNEWUと組合員は弾圧に抵抗していると語り、インダストリオールと加盟組織に闘争への支援を求めた。

 ケマル・ウズカン・インダストリオール書記次長は、インダストリオールと加盟組織は断固として韓国の労働者を支援すると言う。

「私たちは韓国政府に対し、労働組合員攻撃の即時中止と退行的な労働改革の撤回を要求する」

 第2回インダストリオール世界大会で採択された連帯決議の中で、インダストリオールは、

  • 韓国政府に対し、労働者の基本的権利の尊重、反労働者的な労働法改定案の撤回、投獄されている労働組合員全員の釈放を要求する。
  • 政府の攻撃に抵抗している韓国の労働者および組合との連帯を表明する。
  • 韓国の組合、国際労働組合総連合、その他の全国組合および国際組合と協力しながら、この闘いを支援するとともに、韓国政府に対する圧力を強めて私たちの要求を飲ませるべく加盟組織と共同で取り組む。

 

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