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第87号インダストリオール・ウェブサイトニュース(2019年1月31日)

インダストリオール、フォルクスワーゲンとのグローバル協定を停止

2019-01-21

このドイツ系自動車メーカーは、米国テネシー州チャタヌーガの労働者に他の国々の労働者と同じ権利を与えることを一貫して拒否している。そこでインダストリオール・グローバルユニオンは今日、長年にわたってフォルクスワーゲンと締結してきたグローバル協定を停止する。

昨年12月のインダストリオール・グローバルユニオン執行委員会で、フォルクスワーゲンがチャタヌーガ工場の労働者による組合加入を拒否し続けた場合、労働者の権利を保護している「フォルクスワーゲンにおける社会的権利と労使関係に関する宣言」と呼ばれるグローバル枠組み協定を停止することが全会一致で決定された。

「フォルクスワーゲンの行動は遺憾であり、同社が2002年にインダストリオールと交わした約束の尊重を拒否する限り、本日付で協定を停止することを検討せざるを得ず、加盟組合とともにさらなる行動を検討する」とヴァルター・サンチェス・インダストリオール書記長は言う。

チャタヌーガのフォルクスワーゲン工場の熟練労働者は2015年12月、全米自動車労組(UAW)への加入を票決した。この民主的選挙の結果が職場で承認されていないだけでなく、フォルクスワーゲンは労働者による組合加入を阻止しようと積極的に裁判で争っている。

フォルクスワーゲンは、UAWに有利な2016年8月の全国労働関係委員会(NLRB)の決定を不服として上訴し、労働者に結社の自由の基本的権利を行使させまいとしている。

同社は今年1月15日付のインダストリオールへの書簡で、NLRBの最終的な決定を受け入れると述べているが、インダストリオールが要求している、UAWに有利な以前のNLRB判決に対する上訴の取り下げには触れていない。

「世界のほかの場所ではフォルクスワーゲンと良好な協力関係を築いており、GFA停止は残念だ。しかし、結社の自由と団体交渉の権利は私たちにとって重要だ」とサンチェスは続ける。

「チャタヌーガ工場の熟練労働者による投票は、ILO第87号条約とアメリカの法律に従っている。フォルクスワーゲンは、自由に組合を選ぶ労働者の権利を尊重しなければならない」

フォルクスワーゲン労働者の世界従業員代表委員会は2018年12月の会合で、チャタヌーガのVW労働者との全面的な連帯を全会一致で宣言し、UAWに加入する彼らの正当な権利を擁護した。

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