広報ニュース

第92号インダストリオール・ウェブサイトニュース(2019年6月30日)

イタリアでスト中の金属労働者と連帯

2019-06-14

金属労働者は今日、金属産業の未来をめぐるゼネストを行い、ミラノ、フィレンツェ、ナポリの街頭で抗議している。

イタリアのインダストリオール・グローバルユニオン加盟組織3団体(FIM-CISL、FIOM-CGIL、UILM)の組合員が協調的行動を取り、政府と民間部門に以下の要求を突きつけている。

  • 環境的に持続可能な産業で雇用を創出するために投資する。
  • 団体交渉によって賃金を引き上げる。
  • 下請業者への権利付与と労働者参画の促進によって不安定雇用をなくす。
  • 新技術による生産性上昇を利用して、新規雇用創出と賃上げ、時短に努める。
  • 労働者に対する税金を減額し、脱税と闘う。
  • 公正な年金を支払い、社会福祉ネットを広げる。
  • 職場の健康基準と保証された安全訓練に投資する。

インダストリオールとインダストリオール・ヨーロッパは合同書簡で、次のように金属労働者への連帯・支援を表明している。
「工業生産の減少、仕事の価値の低下、職場の死傷事故の増加を受けてイタリアの金属産業の未来をめぐる不透明性が高まる中で、私たちは皆さんの争議行為を全面的に支持します」

「政府と民間部門は、革新や生態学的持続可能性、雇用創出、厳しい安全衛生基準の実施への投資によって、困難を乗り切らなければなりません。国内市場の再生も必要であり、そのためには賃上げと減税を実施し、福祉国家を保証する必要があるでしょう」

「したがって私たちは、戦略的な部門への官民投資によって雇用を増やし、環境的に持続可能な方法で良質な雇用を創出しようとする皆さんの闘いを一致して支持します。賃上げと減税、不安定雇用の削減、労働者の参画と団体交渉力の強化、年金に関するフォルネロ法の改革も絶対に必要です」

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