広報ニュース

第110号インダストリオール・ウェブサイトニュース(2020年8月31日)

ベラルーシの労働者、抑圧に抗議してスト

2020-08-14

ベラルーシ当局が最近の不正選挙に対する自由で平和的な抗議を抑えるために極端な暴力を行使し、残虐な圧制を加えたことを受けて、ベラルーシでは多くの大企業で労働者がストに入り、平和的集会を開いた。

抗議6日目、作業停止は全国に急拡大した。最近の報告によると、100社にも上る企業で労働者がストに入り、企業幹部が警察による容赦ない弾圧からの安全性を提供しなかったことに抗議した。

肥料製造会社ベラルーシカリの労働者の報告によれば、8月11日に夜勤に出ようとしていた同僚のうち数人が特殊機動隊OMONによって拘留され、ひどい暴行を受けたという。労働者の1人は25日、もう1人は15日の禁固刑を宣告された。

それ以前にもインダストリオールは、独立オブザーバーとして平和的に選挙に参加した組合指導者が拘留され、激しく殴打されたという一連の報告を受けた。その中には、ベラルーシ独立労組(BNP)のニカライ・ジミン元会長、その同僚のマキシム・セレダ、ジャーナリストで自由金属労組(SPM)の活動家であるヤン・ローマンが含まれていた。警察は拘留者との接触を許可しなかった。

度重なる暴力と専断的拘留の報告に加えて、8月13日、14日にミンスクその他の都市の拘置所から釈放された人々は、拘留中に残忍な拷問、激しい殴打など、非人間的な暴力行為にさらされたという極めて憂慮すべき出来事を語った。

ベラルーシのメディアやインダストリオール加盟組織の報告によると、大手メーカーの労働者は作業を停止し、自発的集会を開いている。例えば、BelAZ(オフロードトラック、ジョジノ)、MAZ(トラック/バス、ミンスク))、MTZ(トラクター、ミンスク)、ケラミン(セラミックタイル、ミンスク)、インテグラル(電子、ミンスク)、グロドノ・アゾット(化学、グロドノ)、ベラルーシカリ(カリ肥料、ソリゴルスク)などである。

労働者は、企業首脳と市幹部が労働者の安全性を保証し、労働者や一般大衆に対する暴力を阻止するよう要求している。労働者は多くの会合で、発表された選挙結果に対する不信を表明し、ルカシェンコの辞任と選挙のやり直しを求めた。

欧州諸国と国際社会は、ベラルーシで選挙中に不正行為に関与した者に対する追加制裁を検討し始めている。

ウルズラ・フォン・デア・ライエン
@vonderleyen

#Belarusで民主主義的な価値を損なったり、人権を侵害したりした者に対する追加制裁が必要だ。

今日のEU外務大臣の討議は、基本的な自由と民主主義に対するベラルーシ国民の権利への強い支持を表明すると確信している。

 

インダストリオール・グローバルユニオンとインダストリオール・ヨーロッパは、8月9日に大統領選挙の結果に平和的に抗議した人々に加えられた不相応な暴力、迫害、逮捕に対して、憤慨や怒り、抗議を共同で表明した。

 

 

 

 

« 前のニュース  次のニュース »