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第136号インダストリオール・ウェブサイトニュース(2021年10月19日)

ブラジルのGM労働者がスト継続

2021-10-08

【JCM記事要約】

  • ブラジル・GM労働者のスト開始が決定され、地域労働裁判所で調停審問が開かれた。労働者が過去12カ月間の全国消費者物価指数(NCPI)に基づく賃金調整などを要求している中、会社側はストを終わらせようと別の案を提示したが、両者は合意に至らなかった。
  • 組合側は、会社側が要求リストを満たす満足な案を提示するまで闘いを続ける意向を示している。インダストリオールも組合側の意見を支持し、会社側が労働者へ尊厳を示し、満足できる具体的な解決策が提供されることを願う、とした。

 

2021年10月8日:ブラジルでゼネラル・モーターズのシボレーを生産しているサン・カエタノ・ド・スル工場の労働者が、使用者との交渉決裂を受けて10月1日からストに入っている。
                                                      

組合のスト開始決定後、地域労働裁判所で調停審問が開かれた。しかし、労使は合意に至らなかった。

「使用者側の提案は私たちの要求を満たしていなかったため、操業を停止するしかなかった」とアパレシド・イナシオ・ダ・シルバ組合長は言う。

労働者たちは特に、過去12カ月間の全国消費者物価指数(NCPI)に基づく賃金調整、5%の実質賃金増額、2016〜2021年のインフレ調整済み最低賃金、食料引換券を要求している。

労働側は、現在の集団雇用契約に定められている社会条項、特に職業病を抱える労働者の雇用の安定を確保する第42条の維持も要求している。会社側は10月1日に始まったストを終わらせようと別の案を提示したが、労働者は10月4日の集会で会社案を全会一致で拒絶した。

GMは、9月1日からの10.42%(NCPI増加分)の遡及的調整、新しい賃金表における6カ月ごとの査定昇給、集団雇用契約第42条の維持(文言を1カ所変更)を提示した。この案は10月1日の調停審問で地域労働裁判所によって提案された。

組合は交渉に向けた態勢を維持しており、行き詰まりを打開するために解決策を探している。

「会社側が要求リストを満たす満足な案を提示するまで、断固たる態度で臨む」とアパレシド・イナシオ・ダ・シルバは言う。

マリーノ・バニ・インダストリオール地域事務所所長は言う。

「私たちは同僚ならびに組合と連帯し、労働側の決定を支持している。制限を定めなければならない。さもなければ、ここ5年間にブラジルで見られるように、労働条件に対する攻撃が続くだろう。この紛争を終わらせることができるように、会社側が労働者に対して最小限の尊厳を示し、満足できる具体的な解決策を提供することを願う」

 

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