広報ニュース

第163号インダストリオール・ウェブサイトニュース

バングラデシュで最低賃金めぐる抗議が継続

2023-11-09

2023年11月9日:バングラデシュの労働者は、11月9日に政府が1万2500バングラデシュ・タカ(112米ドル)の新しい最低賃金を発表し、不十分な増額を承認したことを踏まえて、最低賃金の引き上げを求めて抗議を続けている。


インダストリオール加盟組織を含む労働組合は、新人衣料労働者の最低賃金を2万3000バングラデシュ・タカ(206米ドル)に設定し、年間10%増額することを要求している。特に10月22日の第4回賃金委員会で衣料工場主が1万400バングラデシュ・タカ(94米ドル)への最低賃金増額を提案してから、何度か抗議行動が行われている。

1万2500バングラデシュ・タカ(112米ドル)の新しい最低賃金は、生活費の上昇を考えれば、労働者の日々のニーズを満たすには不十分である。この増額は、労働者が要求している金額を大幅に下回り、衣料工場の所有者が提案した水準に近い。

インダストリオール・グローバルユニオンのアトレ・ホイエ書記長は言う。

「バングラデシュ政府は労働者を貧困線以下に押さえ込んでおくつもりのようだ。最低賃金がそのような低水準に維持され、団結権・団体交渉権の侵害が放置されているなら、ブランドは自社の調達を問題にすべきだ。労働者は今、賃上げを求めて闘うことができ、抑圧的な政府・使用者と闘う必要のない組合を何としても必要としている」

新しい賃金の発表を受けて労働者の抗議が続いており、ダッカ警察は労働者を暴力的に弾圧しようとしている。11月8日、ガジプールのイスラム・ガーメントで女性労働者1人が警察職員に殺害され、その他何人かが負傷させられた。新しい最低賃金の発表以降、インダストリオール加盟組織の中央・地方指導部は、警察と軍情報総局からの度重なる電話や逮捕の脅しによって嫌がらせを受けている。

アプールヴァ・カイワール・インダストリオール南アジア地域事務所所長は言う。

「インダストリオールは政府に、衣料労働者の最低賃金を2万3000バングラデシュ・タカに増額することを再検討するよう求める」

« 前のニュース  次のニュース »