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第164号インダストリオール・ウェブサイトニュース

インダストリオール、女性に対する暴力撤廃のために事前予防を要求

2023-11-24

2023年11月24日:11月25日の女性に対する暴力撤廃の国際デーにあたり、インダストリオールは、ジェンダーに基づく暴力とハラスメント(GBVH)に対する事前予防を要求した。


イェルク・ホフマン・インダストリオール会長は2023年6月、労働組合内部の変革の必要性を認めて、家父長制的な権力構造に異議を申し立てる必要があると強調した。

「焦点は、女性を組合に招き入れるだけでなく、女性が政策形成に積極的に貢献する環境も促進することだ」とホフマンは述べた。

近づきつつあるジェンダーに基づく暴力に対する16日間の活動で、労働組合は、仕事の世界のGBVHに対処して防止するために重要な役割を果たさなければならない。ILO第190号条約は、ジェンダーに対応した包括的・統合的なGBVH防止アプローチを採用し、ジェンダー・ステレオタイプや差別、仕事の世界における不平等な力関係といった根本原因に取り組むことの重要性を強調している。

注意義務は主として使用者にあるが、労働組合には果たすべき重要な役割がある。GBVHの防止(GBVH方針とジェンダーに対応したリスク管理の確立を含む)における団体交渉の重要性は、ILO第190号条約と第206号勧告によって強調されている。インダストリオールの研究は各部門で、男女間の不平等な力関係、被害者たたき、職務分離、不安定雇用など、さまざまな危険因子を確認している。

労働文化の変革は、GBVH、性差別および女性蔑視の防止の中核を成す。インダストリオールは、意欲的な措置を講じて労働組合をこのプロセスに積極的に関与させ、性差別的なジョークのような、好ましくない環境を助長する行動を根絶する必要があることを強調している。

集団行動の要求により、組合の男女にGBVH、性差別および女性蔑視に対して団結するよう奨励している。インダストリオールは加盟組織に対し、職場に関与して、GBVHとILO第190号条約に関して組合員(特に男性)を教育するよう促している。

「世界中の人々が11月25日と16日間の活動を記念する中で、インダストリオールは各組合に、GBVH、女性蔑視および性差別に対する行動やキャンペーンを共有するよう勧める。この要求の狙いは、取り組みを強化し、年間を通した防止のために戦略とプログラムの更新版を開発することだ」

「この期間中に全員で努力を強化し、年間を通してGBVH、性差別および女性蔑視を防止するために新たな戦略とプログラムを考案しよう」とクリスティン・オリビエ・インダストリオール書記次長は述べた。

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