広報ニュース

第25号インダストリオール・ウェブサイトニュース(2014年6月)

インダストリオール加盟組織、サムスン労働者に連帯を表明

2014-06-26

 2014年6月26日にジュネーブで開かれたインダストリオール・グローバルユニオン執行委員会の参加者は、サムスンに反対の立場を表明し、組合に加入して生活賃金を得る権利を求めて闘っている韓国の労働者を支持した。

 スイス・ジュネーブのインダストリオール執行委員会に出席した加盟組織の組合役員たちは、サムスン労働者への連帯を表明してカメラの前でポーズを取った。

 サムスンは75年にわたって組合禁止方針を採用しているが、インダストリオール加盟組織の韓国金属労組(KMWU)は、サムスン電子サービス労組支部の結成によって、この強権政策に公然と反抗している。これは韓国サムスン初の大規模組合である。KMWU支部は数カ月前から同社と労働争議を起こしており、波状ストによって、貧困賃金の廃止、労働組合権の尊重、1,600人の組織労働者を対象とする団体交渉協約の締結を要求している。サムスンは数カ月にわたって団体交渉を回避した末、労働者に報復し始め、3月に非組合員に仕事を割り当てる配置転換を実施し、組織化された3つの拠点(海雲台センター、牙山センター、利川センター)を閉鎖して労働者を大量解雇した。

 33歳のKMWU地方組合幹部ヨム・ホソク氏は、この会社側の行動で絶望に追い込まれ、2014年5月17日に自殺した。同氏は、自分の遺体をそのまま残し、サムスンで組合権を求める闘いが成功するまで火葬にしないよう求める遺書を残した。これにもかかわらず、警官隊は無理やり同氏の遺体を運び去った。亡くなった指導者の遺言が尊重されず、労働組合に対する弾圧が強まっている状況は、韓国が過去の権威主義に逆戻りしていることを示している。国際支援が緊急に必要とされている。キャンペーンを支援してレイバースタートの請願書に署名しよう。

 

 

 

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