広報ニュース

第25号インダストリオール・ウェブサイトニュース(2014年6月)

NXP労働者、不当解雇された同僚のために闘争

2014-06-12

不当解雇された組合役員の子どもたち

 フィリピンのNXPカブヤオで組合役員24人が不当解雇されてから1カ月目を迎え、労働雇用省(DOLE)前で抗議のピケが行われた。

 いくつかの組織が、5月に不当解雇された組合役員24人の復職を求める労働者の闘いへの支持を表明した。有刺鉄線、南京錠を掛けた門、警察と緊急対応チームが、デモ参加者の行く手を阻んだ。労働者と支持者は勇敢にも、抗議する権利を決然と主張した。

 不当解雇された労働者の子どもたちが親とともに、こ

不当解雇された同僚の復職を要求するデモ参加者

の労働争議に対して断固とした態度を取るようDOLEに要求。NXP経営陣に対し、組合役員24人を復職させて交渉の場に戻るよう促した。

 デモ参加者は午後、NXP工場がある経済特区に結集した。この屋外での抗議行動と同時に、工場内の労働者も昼休みと休憩時間に延々と騒ぎ立てた。

 レデン・アルカンタラNXPセミコンダクターズ労組(NXPSCIWU)会長兼インダストリオール・グローバルユニオン加盟組織フィリピン金属労働者同盟(MWAP)全国会長は、NXP経営陣が争議の解決を拒否し続け、一貫して労働者に嫌がらせをしていることを非難した。

 NXPは世論の支持を得るために、フィリピンの有力紙に公開状を掲載し、この問題を解決する用意があると主張した。

アルカンタラ会長は言う。「組合側が争議解決の意思を示しているにもかかわらず、NXP経営陣はすでにCBA交渉を中断した。経営側は労働者の団結を分断することを目指して、CBAの個別承認を求めて運動している」

当組合は勝つまで闘い続ける、と同会長は明言した。

 ユルキ・ライナ・インダストリオール書記長は言う。「NXPによる組合役員24人の不当解雇に抵抗している加盟組織を強く支持する。NXPはそろそろ組合役員を復職させ、MWAPと誠実な交渉に入るべきだ」

 支援を表明しよう!

 レイバースタートのキャンペーン「NXPセミコンダクターズの組合つぶしを阻止」に参加してほしい(http://www.labourstartcampaigns.net/show_campaign.cgi?c=2298)。

 フェイスブック・ページBringbackNXP24の「いいね!」を押そう(https://www.facebook.com/bringbacknxp24?fref=ts)。NXP労働者への支援を表明する自分撮りやグループ撮りの写真を撮り、#bringbackNXP24のハッシュタグを付けてアップしてほしい。

 

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