広報ニュース

第34号インダストリオール・ウェブサイトニュース(2015年3月)

マルチ・スズキ労働者81人が保釈

2015-02-19

 

投獄された労働者を支援する2013年7月の大集会

マルチ・スズキ・マネサール事件に進展があり、ハリヤナの地方裁判所が労働者81人の保釈を許可した。労働者たちは、会社の管理者に対する暴行・殺害の容疑で2012年7月から収監されていた。

  2012年にインドのマルチ・スズキ工場で暴力事件が発生し、管理者1人が死亡したあと、約2,800人の労働者が解雇され、147人が投獄された。労働者たちは殺人、殺人未遂および犯罪的陰謀で告発された。

  今年2月に2人が保釈され、3月17日にさらに79人が保釈された。64人がまだ保釈を待っている。

  保釈手続きが長引いており、経営側は労働者に不利な実質的証拠を提示していない。

  最高裁上級弁護士のブリンダ・グローバーは保釈手続きの遅れについて次のように述べた。

 「国家は企業を喜ばせ、労働組合をつぶし、労働者を弾圧するために、犯罪捜査や告発、投獄を利用している」

 スドハシャン・ラオ・インダストリオール地域事務所所長は、労働者の基本的権利を保護する判決を歓迎し、連帯を表明した。

 「政府が三者構成原則の精神に従っていれば、労働者の試練はもっと短くてすんだだろう。今度は、今なお獄中にある労働者が速やかに保釈されることを願う」

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