第39回上級コース 受講生の参加しての感想
これからの組合活動を進めていくために必要な多くを学んだ貴重な2週間
「当初は2週間のコース設定は『長い』というイメージでした。最初の一週間は『労働者を取り巻く社会・経済・企業の環境変化』について学び、後半の1週間は、葉山の生産性国際交流センターに合宿して、労組で現在抱えている課題を持ち寄り、それらの課題に共通する問題点を解決策に向け環境変化を踏まえて『労働組合の対応』について、様々な講義を受けながら、その間にゼミナールを行い、最終的にシンポジウムで課題解決を発表という流れで実施され、組合リーダーとして必要な実践スキルとして、『戦略づくりノウハウ』、『プレゼンテーション能力』を関連づけて習得するアクティブ・アプローチを学ぶことができる。バラエティーに富んだカリキュラムや経験豊富な講師陣の選定により充実した内容となっており、これからの組合活動を進めていくために必要な多くを学んだ貴重な2週間でした」

同じ金属の仲間全体に目を向け広い視野で物事を判断するきっかけを得られた
「今までは、自組織の中だけでの問題・課題に目を向けてばかりで社会・同じ金属で働く仲間全体に目を向けて、世の中の問題と照らしあわせた考え方をする頭もなく、知識もありませんでした。今コースを通して、広い視野で物事を判断するきっかけを得られたと思います。とは言え、まだまだリーダーシップの入口に立ったレベルだと思っています。このコースを機に、世の中全体の変化を読み、変化に対応できるしなやかな労働組合を創造していければと思います」

最初は不安だらけだったが何とか無事修了
「労働リーダーシップ上級コースへの申し込みが決まった時、最初は不安だらけで、参加する前からものすごいプレッシャーを感じていました。2週間の研修を終了し振り返ってみると、各産別から参加された受講生の皆さん、ゼミの先生方、JC事務局の皆さんに助けられて、何とか無事に研修を修了することができました。皆さん本当にありがとうございました。今回の研修で学んだ知識や経験が職場で生かせるように努力していきたいと思います」

今後仮に復職しても絶対に無駄にならない知識、考え方を身につけることができた
「受講前は上級コースということで、ついて行けるかとかなり不安でしたが、まさに『案ずるより産むが易し』で、“楽しく・厳しく・思い出深く”大変貴重な経験をさせて頂き、送り出して頂いた方々には感謝しております。仮に今後、職場へ復職しても絶対に無駄にならない知識、考え方を身につけることができました。吸収するだけならすぐ忘れてしまうので、帰任後、自分が講師で単組の執行委員、会社労対のメンバーとも勉強会を行い、有益な講義内容を労使で分かち合いアウトプットも実施させて頂きました」

組合課題をゼミで論議し同じ金属の異業種の状況を情報・意見交換できたことは有意義
「今回上級コースに参加させていただき、日常の業務を離れ、従来の単組という枠を取り払って、外の目から見た労働組合というものを学習できた点は非常に為になりました。講師がJCの幹部をはじめ、大学の教授や厚生労働省の方、衆議委員議員と多岐にわたっており、レベルの高い話も多かったのですが、マクロ的な視点で企業環境や労組環境を見ることができました。また、日常組合としての課題点をゼミで論議し、自動車製造業、電機器械製造業など異業種の状況についても情報交換、意見交換ができた点は有意義でした。どこの労組も多かれ少なかれ、ものづくり産業として共通の問題を抱えていることが印象的でした。今回学習したことを、今後の組合活動に生かせるよう努力していきます」

組合活動についてこれだけまとまった時間考えたことは初めての経験
「一番感じたことは、組合活動についてこれだけまとまった時間考えたことは初めてだな、ということです。日々走りながら考えることに慣れてきた自分にとって、今回のように立ち止まってじっくり考えることは、少なくとも私自身にとっては、全く別のものとして新たな発見ができたと実感しています。これらの経験を、これからの組合活動に生かしていくのが私の役目だと思います。今後の組合活動の中で今回の経験を役立てるようにがんばりたいと思います」

普段課題に感じていることをじっくり集中して考えることができたことは大変有り難かった
「日頃の環境を断ち切って、普段、課題に感じていることをじっくり集中して、考えることができたことは大変ありがたかった。ここで考えたことを、今後の組合活動にいかに生かしていくかが重要だと思いますので、実現のための工夫と努力を怠りなく続けていきたいと思います」

これほど勉強した経験は過去を振り返り思い当たりません
「これほど勉強した経験は過去を振り返り思い当たりません。研修で得た知識・経験は大変有意義なものであり、今後の単組での活動に生かしていきたいと考えています。また、自分にとっても大きな財産となったと感じております。こういった機会を与えていただいた関係各位に深く感謝致します」