IMFニュースブリーフ
スターリング・トラックで初の協約を求めてストライキ
会社側は医療保険コストの増額を狙っている。


カナダ
:オンタリオ州セントトーマスにあるスターリング・トラックのカナダ自動車労組(CAW)組合員1,100人は、会社側が医療保険コスト従業員負担の増額要求の撤回を拒否したため、2月21日午後11時59分からストライキに入った。同労組によれば、ダイムラークライスラーが所有するスターリング社は、すでに同社のアメリカ工場よりも医療保険コストが5米ドル安く、「今回、カナダの労働者を犠牲にして、さらなるコスト削減を求めている」。
 スターリング・トラック組立工場の労働者は12月にCAWに加入し、1月以降この初めての協約をめぐる交渉が進められてきた。この交渉では、そのほかに賃金や休暇も主要な争点となっている。
 同社は商用トラック(ダンプカーやコンクリートミキサーなどの貨物自動車)を製造しており、ダイムラークライスラーのフレイトライナーLLC子会社向けにトラックを組み立てている。
[2003年2月25日]