IMFニュースブリーフ
アルセロールに関する行動日を要求
この鉄鋼グループが1月に再建計画を発表してから抗議行動が続いている。

ベルギー/ヨーロッパ
:欧州金属労連(EMF)は、リエージュ地域のアルセロール「熱処理」部門閉鎖の影響を受けるベルギーの労働者と連帯して、2003年4月25日に欧州行動日を要求している。アルセロールは、関連労働者と適正な協議を行わずに、2カ月前に同部門の閉鎖決定を発表した。
 EMFによれば、この閉鎖の結果、域内で約3,300人分の直接雇用が削減され、供給会社の雇用とリエージュの間接的雇用も含めると合計6,000人分の雇用が減少すると予想される。EMFスポークスパーソンは、この規模の雇用削減は「地域の社会経済構造全体を直接脅かし、多くの分野で壊滅的影響を及ぼすだろう」と述べた。
 リエージュ地域の「熱処理」部門閉鎖は、この鉄鋼メーカーの全体的戦略の一環であり、この戦略はベルギー、フランス、ドイツのフラットカーボン部門とイノックス(inox)部門の両方に影響を及ぼすだろう。
 アルセロールは、2002年にルクセンブルクのアルベット、スペインのアセラリア、フランスのユジノールが合併して設立され、現在では世界最大の製鋼グループである。
[2003年3月17日]