IMFニュースブリーフ

IMFセミナーで非現業労働者のニーズを調査

非現業職務は金属産業の雇用でますます大きな割合を占めるようになっている。

 

ジュネーブ:11月10〜11日、オーストラリア、日本、シンガポール、北米、ヨーロッパの加盟組合から約50人の代議員がジュネーブに集まり、非現業労働者の組織化に関する第2回国際金属労連(IMF)セミナーに参加した。
 金属部門各産業の構造的・技術的転換に伴い、労働力の構成に大きな変化が起こっており、雇用に占める非現業職務の割合が増え続けている。したがって、現業労働者とまったく同様に無慈悲な競争と企業のリストラクチャリングの矢面に立たされている非現業労働者に組合が関与することを、いっそう重視しなければならない。このIMFセミナーの目的は、非現業労働者のニーズを調査し、集団の取り組み課題を提供する方法を討議すると同時に、より目的に合ったアプローチへの要求に応えることだった。参加者らは、これらの構造的変化をIMF活動・方針によりよく統合するにはどうすればよいかという問題にも対応しようと努力した。
 労働時間、仕事と家庭の両立、平等問題、それに訓練、キャリア開発が優先課題だった。組合員を勧誘・保持するためのコミュニケーション方法・戦略を立案することの必要性にも特に注意を払い、法律上の序言から電話相談やコールセンターの提供に至る組合員向けサービスについて討議した。
 このセミナーのフォローアップとして、この会合に代表を派遣できなかった他の地域でも非現業労働者の問題を取り上げる予定である。
[2003年11月13日]