IMFニュースブリーフ

ケベックで集団抗議行動

全州の労働組合が労働法案に反対して集結した。


カナダ:
労働組合は、ケベック州の自由党政府に州労働法の修正案を撤回させるため、12月11日に1日間の抗議行動を実施した。この威嚇行動は過去30年以上で最大と言われている。
 ジャン・シャレ首相率いるケベック州政府が提出した法案は、企業や公的機関が業務の一部を下請に出しやすくするもの。労働組合によれば、この変更は現行労働協約に基づく労働者の保護を危険にさらし、低コスト労働力につながる。
 政府が修正を推し進めた場合、組合側はゼネストも辞さない構えである。
 ケベック州は北米の管轄区域の中で最も労働組合組織率が高い。
[2003年12月17日]