IMFニュースブリーフ

IGメタルが使用者と協約を締結

ストが中止され、バーデン=ビュルテンベルクの金属・エンジニアリング協約がドイツの他の地域に模範を示すと予想される。


ドイツ:
ドイツの金属労組IGメタルは今日(2月12日)、新しい賃金協約に関して使用者側と合意に達した。これによって、今年1月に始まった一連の警告ストが終結しただけでなく、全面ストの可能性もなくなった。2月18日に承認投票の結果が発表される予定である。
 新しい26カ月間の協約はバーデン=ビュルテンベルク州を対象に取り決められ、2004年3月から2.2%、さらに2005年3月から2.7%、賃金・給与が引き上げられる予定である。
 交渉の主な障害は、使用者側が週労働時間を割増賃金なしで35時間(東部では38時間)から40時間に延長するよう圧力をかけてきたことだったが、IGメタルは週35時間制を放棄する案を断固として拒否した。しかし同労組は、必要があれば特定の企業で延長労働時間を適用できるようにすることに同意した。ただし、そのためには労働者と経営陣が合意し、標準賃金を支払わなければならない。
 新協約は、ドイツ全域で金属・エンジニアリング産業の労働者に適用されると予想される。
最新情報:2月25日現在、ザクセンを除く他のすべての州で同様の協約が締結されていた。
[2004年2月12日]