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AWUとUSWAが協定を締結

オーストラリア労組は今日、全米鉄鋼労組と新しい国際提携を取り決めた。


オーストラリア:
国際金属労連(IMF)加盟組織のオーストラリア労組(AWU)と全米鉄鋼労組(USWA)は今日、両大陸で活動する企業との闘いにおいて双方が協力を約束する協約を締結した。
 ビル・ショートゥンAWU全国書記は、アメリカおよびカナダを拠点とする組合と提携することによって、鉄鋼、アルミニウム、鉱業、化学をはじめとする産業で、共通の多国籍使用者に対する交渉・組織化戦略を結合することができるだろう、と語った。
 「私たちの共通の使用者――ブルースコープ、BHPビリトン、アルコア、ピルキントン、エクソン――を考えれば、両労組が助け合えることは間違いない。それに、キャンペーンや組織化、交渉や交流で協力することによって、双方の力が強まるだろう」とショートゥン氏は述べた。
 協約に連署したレオ・ジェラードUSWA会長は、企業はますますグローバルな戦略を策定するようになっており、組合がそれに対抗することが重要だ、と語った。  この協約は、オーストラリアのクイーンズランドで2005年2月6日から10日まで開催中のAWU全国会議で締結された。
 会議に出席したマルチェロ・マレンタッキIMF書記長は、両組合の協約を歓迎した。
 「IMF加盟組織間の関係緊密化は、IMF全体の強化に役立つだろう」と、マレンタッキ書記長は語った。
[2005年2月7日]