IMFニュース・ブリーフス
「中国という難題」

スウェーデン金属産業労組は中国に関する報告書を発表し、その中で現状を説明するとともに、中国が作り出す難題に対処するための戦略を提案している。


スウェーデン:
スウェーデン金属産業労組(スベンスカ・メタル)は、『中国という難題――労働組合と産業の見通し』と題する報告書を発表した。
 この報告書は、中国の経済開発に関する背景情報を提供し、中国の現状に分析を加え、考えられる今後の方向性について検討している。また、中国におけるスウェーデンの企業の活動を紹介し、スベンスカ・メタルが中国の組合・労働者にどのように関与しているかも説明している。
 「この報告書が、中国の経済・政治情勢への対応をめぐって現在国際労働組合運動の内部で行われている議論に役立てば幸いだ」と、スベンスカ・メタルのラース・ヨーンソン国際書記は書いている。
 報告書はスウェーデン語と英語で発行されている。IMFウェブサイトからPDF版をダウンロード可能。
 一方、9月20日にジュネーブでIMF中国作業部会が開かれ、中国に関する宣言の実施方法について、執行委員会への具体的な提案を作成する予定である。
 中国に関する宣言は、IMFウェブサイトで読むことができる。
[2005年9月15日]