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ブラジルでフォルクスワーゲン労働者がストライキ

ブラジルのフォルクスワーゲン3工場で労働者が利益分配の引き上げを要求し、操業が停止している。


ブラジル:
サンベルナルド・ド・カンポ、タウバテ(サンパウロから134キロメートル)、サンカルロスにある3つのフォルクスワーゲン工場で、労働者が企業利潤の分配率引き上げを求めてストライキを実施している。
 先週の金曜日、1万2,000人以上が働くサンベルナルド工場で労働者がストを決行。サンカルロスとタウバテの労働者も、それぞれ月曜日と火曜日にストに入った。
 ここ数日間に交渉が行われたが合意に至らず、労働者はスト続行を決定した。
 労働者は利益の分配として1人当たり5,500レアル(2,486米ドル)の付加手当を要求しているが、会社側の提示額は約4,700レアル(2,125米ドル)である。
 ABC金属労組は公式声明の中で、会社側は生産目標を達成したら利益分配率を引き上げると労働者に約束した際に「数字を改竄」していた、と主張した。同労組によると、これらの工場には2005年に各工場当たり21万2,000台の生産目標を達成する設備能力がないという。
[2005年10月7日]