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グローブで労働組合が勝利

労働組合やILOなどから世界規模の抗議を受けて、機械メーカーのグローブは、ブラジルの工場で先に解雇した組合指導者を復職させた。


ブラジル:
ブラジルのCNM/CUTからの報告によると、72日間に及ぶ闘争を経て、10月21日に組合指導者のルイス・B・オリベイラ氏が復職し、組合の任務にも復帰した。
 グローブが態度を急変させたのは、オリベイラ氏が工場前でピケを張り、ブラジルのダイムラークライスラーとフォードで働く労働者がグローブ社製の機械で行われる生産活動を一時的に停止するとともに、労働省とILOブラジル支部、駐ブラジル・ドイツ大使館が介入し、IMFも含めて世界中から何百通もの抗議文が同社に送付されたからだ。
 「最終的に、工場レベル組合組織が以前のように尊重されることになった」とCNM/CUTは述べ、グローブにおける労働組合権侵害の解決を支援してくれた関係者全員に感謝している。
[2005年10月24日]