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オーストリアで金属産業協約を締結

オーストリアの金属・鉱山産業で2005年の団体交渉が妥結した。


オーストリア:
オーストリア金属・繊維労組(GMT)とオーストリア・ホワイトカラー労組(Austrian White Collar Workers’ Union、GPA)は精力的な交渉を経て、18万人のブルーカラー/ホワイトカラー金属・鉱山労働者の賃上げと労働条件改善について、この部門の使用者と合意に達した。
 9月24日に終了した交渉の重要な成果の1つは、労使合意の最低賃金、実質賃金・給料および見習い報酬の3.1%増額である。諸経費手当も3.1%引き上げられる。昨年の交渉で合意されたブルーカラー労働者とホワイトカラー労働者の賃金調整は、労使の合意による賃上げと併せて2005年11月1日にようやく実施される。
 オーストリアの組合は、労働時間の柔軟性拡大を求める使用者側の要求の阻止にも成功した。この要求には、1日の所定労働時間の延長、超過勤務手当の削減、平均労働時間算出の基準期間の延長が含まれていた。
[2005年10月14日]